流れのままに

流れのままに おのが道をゆけ ひたすらに ひたむきに

1945 年8月15 日の作文に以下のように記した、11歳の少年がいました。
いまは日本のどん底です。( 略) これからは苦しいこと、辛いことがどのくらいあるかわかりません。どんなに苦しくなっても、このどん底からはい上がらなければなりません。( 略)つぎの世を背負って新日本建設に進まなければなりません。それもみな、私の双肩にかかっているのです。

平成天皇です。

さて、私たち日本の民衆の中から平成天皇の佳き代弁者が登場しました。
矢部 宏治氏(1960年生)です。
彼の最新刊『天皇メッセージ』は白眉です。本書を紐解くことをお勧めします。

Kinoppy版とKindle版は、著者の思いをうけ、1ヶ月限定で全文無料公開されています。
以下は、矢部宏治氏から寄せられたコメントです。
私は天皇皇后両陛下の言葉と活動の素晴らしさを、最初は沖縄の友人から教えてもらいました。国民の苦しみや悲しみの現場につねに身を運び、同じ目線で寄り添い、戦争や災害の犠牲者を慰霊する。その“旅”は、やがて遠く海外にまでおよび、平成が一度も戦争のない時代として終わることに大きく貢献されました。ご退位を前に、長い苦闘のなかからつむぎだされた、その光もつ言葉の数々を、一人でも多くの皆様に知っていただければと思います。

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閑話休題(それはさておき)


戦艦「比叡」見つかる 太平洋戦争中に沈没 謎の解明も…
(NHK 2019年2月6日 5時21分)
 太平洋戦争中に南太平洋のソロモン諸島沖で沈んだ旧日本海軍の戦艦「比叡」をアメリカの調査チームが水深およそ1000メートルの海底で発見し、NHKがその映像を入手しました。船体が切断された状態になっていて大きな爆発によって沈没した可能性が高いことが今回、初めてわかりました。
 戦艦「比叡」を発見したのは、アメリカのIT企業マイクロソフトの共同創業者でポール・アレン氏が設立した財団の調査チームです。
 アレン氏は去年10月に病気で亡くなりましたが、調査チームはアレン氏の遺志を継いで特殊な装備を備えた調査船を使って太平洋戦争で沈没した軍艦を探し続けていました。
 調査チームによりますと、先月31日、ソロモン諸島のサボ島の北西の深さ985mの海底で、戦艦「比叡」を発見しました。
 ソナーが捉えた形状からは、船腹を上にした状態で海底に沈んでいるのがわかります。
 また、潜水艇から撮影した映像には、巨大なスクリュープロペラやかじ、高角砲の砲身などが映っています。
 「比叡」は大正3年にしゅんこうし、たび重なる改装を経て、太平洋戦争の緒戦で真珠湾攻撃にも参加しました。
 その後、ソロモン諸島のガダルカナル島をめぐる戦いに投入され、昭和17年11月の第三次ソロモン海戦で連合国の艦隊の攻撃を受けて航行不能となり、最期はみずから船内に水を入れて沈んだとされてきました。
 ところが、NHKが、広島県呉市の大和ミュージアムの館長で、旧日本海軍の歴史に詳しい戸高一成さんに映像を分析してもらったところ、船体のおよそ3分の1が切断されているとみられ、大きな爆発によって沈没した可能性が高いことが初めてわかりました。
 戸高さんは、「比叡は太平洋戦争の主要な戦いに真っ先に投入され、歴史的な場面にたくさん登場してきた戦艦で、歴史的に謎だった部分が解き明かされることはとても大切だ」と述べて、今回の発見の意義を強調しました。
 調査チームは今後、潜水艇で撮影した船体の写真などを順次、公開し、研究や調査に役立てたいとしています。

戦艦「比叡」とは
 戦艦「比叡」は、明治44年に起工され、大正3年にしゅんこうするとすぐに第1次世界大戦のために東シナ海に派遣されました。
 その後、世界的に軍縮の流れが強まる中、昭和8年に訓練に使われる「練習戦艦」に改装され、訓練のほか、昭和天皇が乗艦する「御召艦」としても使われました。
 昭和11年には改めて戦艦に改装され、装備の配置などが後に建造される戦艦「大和」の設計に生かされました。
 太平洋戦争では、真珠湾攻撃で日本の航空母艦部隊の護衛として参加し、その後、激戦となったソロモン諸島のガダルカナル島をめぐる戦いに投入されます。
 昭和17年11月、日本軍と、アメリカを中心とする連合軍の間で激しい戦闘が続く中、比叡は日本軍に補給を行う輸送船を護衛するとともに、連合軍の飛行場を砲撃するためにガダルカナル島に向けて出撃しますが、連合軍の艦隊と遭遇し、集中的に攻撃を受けます。
 その結果、かじが効かなくなって航行不能となり、総員退艦の上、みずから船内に水を入れて沈んだとされてきました。
 「比叡」は太平洋戦争で初めて沈んだ日本の戦艦で、この戦闘で死亡した乗組員は188人でした。

比叡が発見されたのは
 比叡が発見されたのはガダルカナル島の北側にあるサボ島の北西です。
 この海域は、太平洋戦争で、日本軍と、アメリカ軍を中心とした連合軍が激しい戦いを繰り広げ、数多くの船が沈んでいることから「アイアンボトム・サウンド」=「鉄底の海峡」とも呼ばれています。
 無人の潜水艇が撮影した映像には船の進路を変えるための「かじ」、それに巨大なスクリュープロペラや、エンジン部分とつながるシャフトが見えます。
 また、比叡が備えていた12.7センチ高角砲の砲身や、対空防御用の機関銃の弾丸が入った箱も映っています。
 調査の結果、今回、見つかったのは、全長222mの比叡の船体のうち、およそ150mで、前方の70m余りは発見できなかったということです。
 比叡は沈没するときの様子を目撃した人がいないため、どのように沈んだか謎とされてきましたが、今回の発見は最期の様子を知る手がかりとして期待されています。

専門家「船体が切断されていたのは新発見」
 広島県呉市の大和ミュージアムの館長で、旧日本海軍の歴史に詳しい戸高一成さんは、映像を分析したところ、船体の3分の1が切断されているように見えるとし、「比叡の最期は目撃者がいないため、どのように沈んだかわからなかったが、船体が切断されていたのは新たな発見だ」と指摘しました。
 そして、「比叡はみずから艦内に注水して静かに沈んだとみられてきたので、こんなに壊れていたとは思わなかった。船体が切断されているということは、大きな爆発が起きた可能性が高い。乗組員が脱出し、現場を離れた後に爆発が起きて沈んだのではないか」と分析しました。
 また、船の方向を変えるための「かじ」の状態に着目し、「ふたつのかじが接触していて面かじ=右方向に曲がる状態になっている。比叡は艦尾のかじ近くに連合軍の砲撃を受け、右方向に旋回することしかできなくなり、戦場から離脱できないために艦を放棄したと報告されていたが、なぜかじが効かなくなったのか、その原因がはっきりとわかった」と述べ、映像に映っていたかじの状態は、当時の記録を裏付けるものだと指摘しました。
 そのうえで戸高さんは、「比叡は太平洋戦争の主要な戦いに真っ先に投入され、歴史的な場面にたくさん登場してきた戦艦であり、歴史的に謎だった部分が解き明かされることはとても大切だ。今回の発見は、戦争を経験した人がいなくなり、記憶のかなたに消えようとしている中、戦争の現実を強く思い起こさせるものだ」と述べ、発見の意義を強調しました。

昭和11(1936)年2月26日〜29日の二・二六事件では、横須賀鎮守府の井上成美参謀長(いのうえしげよし:1889年12月〜1975年12月)が米内光政司令官(1880年3月〜1948年4月)に「万一の場合は陛下を比叡に御乗艦願いましょう」と進言。事態が容易ならないところまできた場合は昭和天皇が「比叡」から指揮を執る事態が考慮された。同年の北海道で行われた陸軍大演習に際し、比叡は天皇を横須賀から小樽までお送りした。この演習は、弘前の第八師団を南軍として、旭川の第七師団を北軍として行われた。満州事変後の戦火拡大に伴う国威高揚といった理由があったようだ。支那とよく似た自然環境の北海道でのこの演習の翌年、1937年7月7日夜のことであった。北京南西郊の盧溝橋付近で演習中の華北駐屯日本軍一木大隊の中隊への十数発の射撃は、大日本帝国軍と冀察政権 (政務委員会)第29軍との衝突に発展。中国国民党と中国共産党による連携協力を促し、反日本の勢力を形成し、日本人居留民に対する攻撃の契機となった。なお、この陸軍大演習の「大本営」が置かれたのは現在の北海道大学農学部であった。このような陸海軍連合大演習及び陸軍特別大演習の「大本営」は、最高司令部としての機能を持たなかった。天皇の行幸行在所(あんざいしょ)を「大本営」(provisional place for Emperor's going out)と称したのであって本来の大本営(Imperial General Headquarters)ではなかった。(下の写真はクリックしてご覧ください)
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千葉大、海外留学を必修化 20年度以降 全学部・大学院が対象
(日本経済新聞 地域経済 2019/1/25付)
 千葉大学は24日、2020年度以降に入学する全ての学部学生と大学院生を対象に、在学中の海外留学を原則として必修にすると発表した。海外で活躍できるグローバル人材の育成に大学全体で取り組む姿勢を明確にし、少子化で競争が激化している学生の確保を狙う。医学部や園芸学部など幅広い学部を持つ国立の総合大学では初めての取り組みとみられる。
 海外留学の対象となるのは、20年度以降に各学部や大学院の各修士課程・博士課程に入学する全ての学生。23年度以降は約1万人弱の学部学生と、約3500人の大学院生が必修科目として1週間〜2カ月程度、海外に留学する。
 千葉大では16年4月に開設した国際教養学部に限り、卒業までに少なくとも1回の留学を義務付けていた。海外約300大学と学生交流協定を結び、16年度から6学期制を導入するなど、留学しやすい環境整備を推進。17年度には約800人の学生が海外留学しており、全国の国立大学の中でも上位の派遣数を誇っている。
 国際教養学部の先行的な取り組みが順調に推移していることから、海外留学の必修化を全学に拡大することを決めた。留学先の授業料は大学側が負担するほか、渡航費や宿泊費用なども学内外の奨学金を活用すれば、学生の負担は少なく抑えられるとしている。
 ただ海外留学の必修化により大学の財政を圧迫する恐れがあるため、20年度以降の授業料引き上げも検討している

留学というから「1年間〜2年間程度」かと思ったら、何と「1週間〜2カ月程度」。合衆国の場合、多くの大学(Undergrad)・大学院(Grad)が2〜3学期制を採用している。秋学期(Fall Semester:9〜12月)と春学期(Spring Semester:1〜5月)、そして希望した学生のみが授業を取る夏学期・夏休み(Summer Semester:5〜8月)。留学生ヴィザ(F-1)で入国した場合には、一学期にUndergradは12 Credit hour(12単位:4科目)以上、Gradは9 Credit hour(9単位:3科目)以上を履修(単位取得)するフルタイムの学生でいる必要がある。だから、「1週間〜2カ月程度」ではフルタイムの学生として勉学に励んで単位取得することは叶わない。F-1ヴィザではなく、観光ヴィザでの入国となるのだろう。日本語で「留学」と称しても、その実態は「観光」に過ぎない。studying overseas(留学)という言葉のセマンティックス(意味)をsightseeing(観光)に制限(minimize:矮小)することもないだろうに。日本の大学を休学して、せめて1学期4カ月間は海外で勉学に励み、現実世界にコミュニケートしたいところです。世界から排除されないためにも・・・


山本哲士氏(1948年7月生)の言説はとても面白い。未だに日本がタコ壷発想に支配されていることと、明治以来の大学知の解体に苦しんでいる理由を知ることができる。日本社会を学び知る上でのユニークな視点をお楽しみください。
https://youtu.be/oHqMNRRXf6E
2017/11/06 に公開
【山本哲士公式チャンネル】大学知の限界と超領域的知


閑話休題(ソレハサテオキ)

ユーチューブ、地球平面説や9.11陰謀論を推奨動画から排除
(AFP 2019年1月26日 14:16 発信地:サンフランシスコ/米国)
【1月26日 AFP】米IT大手アルファベット(Alphabet)傘下のIT大手グーグル(Google)が運営する動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」は25日、地球平面説や、2001年の9.11(米同時多発攻撃)に関する誤った見解を主張する動画を推奨しない措置を講じる方針を発表した。手始めに米国から、その後、他の国々にも導入していく予定だという。
 ユーチューブ側は、サイトの規約には違反していないが、違反すれすれの動画を拡散させないようにする方法を精査しているとして、「内容が違反に関する指針の境界線上にあり、ユーザーに有害な方法で誤った情報を与えかねない動画の推奨を減らしていく」とブログの投稿で発表。
 そうした例として、「重病を奇跡的に治すいんちき療法を宣伝したり、地球は平らだと主張したり、9.11のような歴史的事件について明らかに間違っている情報を主張するような動画」を挙げている。ただし、サイトの規約違反すれすれと見なされた動画でも視聴は可能で、検索にもヒットするが、推奨動画として表示されることはないという。
 ユーチューブ側は、この措置によって影響が出るのは全動画の1%にも満たないと予測しているが、「ユーザー体験」の改善につながるとして、「今回の変更によって、言論の自由を表現する場を維持することと、ユーザーへの責任を果たすことをうまく両立させられると考えている」と主張している。
 問題のある動画を推奨動画として表示させない選定システムについては、人による判断と、機械学習の両方を適用していくという。(c)AFP

岡三マンのツイッターが再び制限、市場には困惑の「なぜ?」
Go Onomitsu、宮沢祐介
(2019年1月23日 11:58 JST 更新日時 2019年1月24日 11:22 JST)
 「岡三マン」のツイッターアカウントが再び制限され、市場の関心を集めている。「不審な行為が確認されている」として、23日に一時的な制限がかかった後、24日早朝には通常表示されていたが、午前11時10分現在、投稿を表示するかどうか尋ねるメッセージが再び表示され、一時的な制限を受けていることが確認される。
 三木証券投資情報部の北澤淳課長代理は、ブルームバーグの電話取材に対して「岡三マンのツイッターは情報が速く出てくるので、ネット中心の短期投資家は注目している」とした上で、「情報を伝える替わりのサイトはあるものの、人気があるだけになぜ制限されたか関心を集めやすい」と応えた。
 ツイッターは、あるアカウントが過剰な数の「いいね」やリツイートをするとルール違反と見なし、一定期間アカウント機能を制限するメッセージを表示することがある。同社の広報担当者に問い合わせてみたが、「セキュリティー上の理由で、個別の案件についてはコメントできない」との返答を得られただけだ。
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 岡三マンは、企業やテロ、災害まで、株価に影響を与えるニュースをつぶやく。ニュースに反応したつぶやきが速いことから、株取引の情報ツールとしてソーシャルメディアが浸透するなかでも、独特の存在感を放つ発信者だ。現在は、同氏のツイッターを表示しても、最初に一時的な制限がかかった23日以前の投稿しか確認できない。22万を超えるフォロワー数を誇るだけに人々の関心は高い。

岡三マン@okasanman
https://twitter.com/okasanman
マーケット(市場)に関する情報収集・発信の驚くべき早さ、そして内容の正確さで知られた岡三マン@okasanmanのアカウント制限は、ブルームバーグが報じるほど、異常なことで大変な結果や影響をもたらすことを予期させる。

YouTubeの方針からも見えてくるが、今ソーシャルネットやインターネットに何かが起きている。YouTubeはGoogleが運営しているのだから、今回の方針のこの先を読み解くなら、現在「Google検索」でヒットするサイトの中で制限されたものが近い将来には表示されなくなってしまうのかもしれません。

情報リサーチ(検索クエリの発生)に応じた検索結果を返すまでに三つのサーバーを経由する。
Webサーバー
▲ぅ鵐妊奪ス サーバー
ドキュメント サーバー
制限する手法としては、検索クエリを含む頁を引っ張り出すインデックス サーバーの機能をシャットダウンさせるのでしょうか。

櫻井ジャーナルのように見識あるサイト記事は読み続けたいものです。国家というものがマネーの欲を持った人間たちの道具のひとつに過ぎないこと、そしてマネーの力である暴力を行使して人々を支配しようとすることを喝破しています。
ソ連が消滅する直前、ゴスバンク(旧ソ連の国立中央銀行)に保管されている金塊2000トンから3000トンが400トン程度を残して消えたとも言われている。本ブログでは繰り返し書いてきたが、ソ連消滅はアメリカ大統領だったジョージ・H・W・ブッシュを中心とするCIA人脈とソ連の情報機関KGBの中枢を占めていた腐敗勢力によって実行されたクーデター(ハンマー作戦)によると言われている。そうした背景があったので、30歳前後の若者がクレムリンの腐敗勢力、つまりボリス・エリツィンの周辺と手を組んで国の資産を盗んで巨万の富を手にすることができたわけだ。アメリカ支配層はベネズエラが保有する金塊も盗み出そうと狙っているはずである。

情報リサーチが不自由になり、私たちが監視されコントロールされる暗黒時代が訪れるかもしれません。にもかかわらず、それを契機に新しいシステムを創るのだという氣骨を以って世直しをして参りましょう。

今日も大きな笑顔で参りましょう。
一笑一若なのですから・・・。

SunSunの2月2日の朝陽を浴びながら。

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テニス全豪オープン 車いす女子決勝 上地は2年ぶり優勝ならず
(NHK 2019年1月26日 14時25分)
テニスの四大大会、全豪オープン車いすの部は、女子シングルスの決勝が行われ、上地結衣選手はオランダの選手に敗れ、2年ぶりの優勝はなりませんでした。
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車いすテニスの女子シングルスで、世界ランキング2位の上地選手は、全豪オープンの決勝に3年連続で進み、世界ランキング1位のオランダのディーデ・デフロート選手と対戦しました。

上地選手はパワーを持ち味とするデフロート選手を崩すことができず、第1セットを0ー6、第2セットを2−6で失い、セットカウント0対2のストレートで敗れ、2年ぶりの優勝はなりませんでした。

上地選手は去年、四大大会のうち、3つの大会で決勝に進み、すべてデフロート選手と対戦し、全仏オープンでは優勝したものの、全豪オープンと全米オープンは敗れました。

上地選手にとって、デフロート選手の攻略が、来年に控える東京パラリンピックの金メダル獲得に向け、大きなカギとなりそうです。

一方、男子シングルス、世界ランキング1位の国枝慎吾選手は、24日の準決勝で敗れ2連覇を逃しました。


閑話休題(ソレハサテオキ)

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テニス 大坂なおみ 粘りと勝負強さ光る
(NHK 2019年1月28日 1時22分)
テニスの四大大会、全豪オープンで大坂なおみ選手は初めての優勝を果たし、大会後の世界ランキングで、男女を通じてアジアで初めてシングルスで1位となることが確定しました。高速サーブや力強いストロークが印象的な21歳を全豪オープン優勝に導いたものは、貪欲に進化を求め、手に入れた粘りと勝負強さでした。

大坂選手のテニスは、昨シーズン、それまでと大きく変わりました。

力強いサーブやショットに頼ったパワーテニスから、ラリーを続けて攻撃のチャンスを待つ「我慢のテニス」を身につけて、全米オープンで日本テニス界初めてとなる四大大会のシングルス優勝という快挙を成し遂げました。

その後、シーズンオフに入った大坂選手はさらに粘り強いプレーを求め、ラケットを握る時間を減らしてジムで過ごす時間を増やすなど、下半身の強化に多くの時間を割きました。

午前6時すぎから3キロから5キロの早朝ランニングに取り組んだほか、下半身の筋力アップに力を入れ、「レッグプレス」と呼ばれる特殊な器具を使ったトレーニングでは、300キロを超えるおもりを両足の力で押し上げられるようになりました。

そして、臨んだ今シーズン最初の四大大会、全豪オープン。ともに強打が持ち味の準決勝で対戦したカロリーナ・プリシュコバ選手、決勝の相手、ペトラ・クビトバ選手の力強いストロークで大きく左右に振られた場面でも、鍛えた下半身がぶれることはなく、大坂選手は粘り強く食い下がってポイントを重ねました。

今大会、大坂選手のラリーでの勝率は去年と比べて大幅に上がり、5本以上のラリーでの勝率は、1試合平均で去年の32%から54%へと大きく向上しました。

そして、ラリーで相手を上回ったことは、大坂選手の精神面にもプラスの影響を及ぼしました。

大坂選手は優勝の要因の1つとしてストローク戦で相手を上回れたことを挙げ、それがプレーの自信につながり、これまでは精神的に崩れてしまうような局面でも踏みとどまれるメンタルの安定にもつながったと振り返っています。

さらに、進化を見せたのは得意のサーブです。サーブは、オフの期間に技術面でただ1つ変化を加えたもので、トスを上げる際に左手を下から弧を描くように上げるフォームから、安定性を高めるためまっすぐ上げるフォームに変えたほか、コースや球種のバリエーションを増やす練習に取り組みました。

そして、今大会は勝負どころで、そのサーブの強さが光りました。

大坂選手が自身のサービスゲームで相手にブレークポイントを握られた場面でのファーストサーブの成功率は、去年の大会の平均46%から57%へと向上しています。決勝でも、ブレークポイントまであと1ポイントとなった場面で、自身大会最速の時速192キロのサーブでサービスエースを奪う勝負どころでの強さを見せて試合の流れを引き寄せました。

さらに、ファーストサーブが入らなかった場合でも、練習してきたセカンドサーブのコースや球種の工夫が効果を発揮しました。大坂選手がセカンドサーブを軸にポイントを奪った割合は、平均で去年の42%から今大会は49%に上昇。決勝でもブレークポイントを握られた場面で、縦回転をかけた高く跳ねるセカンドサーブでピンチをしのぎました。

サーシャ・バジンコーチが「成功をつかんでも満足しない貪欲さが強み」と評価する大坂選手。全豪オープン優勝後に新たな目標として掲げたのは、四大大会第2戦、赤土のクレーコートで行われる「全仏オープンの優勝」です。

シーズン最初の四大大会でこれまでのトレーニングに確かな手応えをつかんだ大坂選手が、全仏オープンでどのような戦いを見せてくれるのか期待が高まります。


大きな笑顔の佳き一週間を。


(追記)
パイオニア上場廃止へ 臨時総会、ファンド傘下で再建目指す
(日本経済新聞 夕刊2019/1/25付)
 パイオニアは25日午前、アジア企業に出資するファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの出資受け入れを問う臨時株主総会を開いた。総会で出資受け入れが決まれば、パイオニアはベアリングの完全子会社となり上場廃止となる見通し。パイオニアはカーエレクトロニクス事業で開発費の増加などから経営危機に陥り、出資先を募っていた。(関連記事総合面に)
 総会ではベアリングによる520億円の第三者割当増資による出資のほか、すでにベアリングが融資している250億円の債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)などを諮る。
 パイオニアはカーナビゲーションシステムなどのカーエレクトロニクス事業に特化してきた。しかし、自動車メーカー向けの製品での開発費増加を受け、事業の採算が悪化。単独での経営再建が困難となり、スポンサーを探していた。
 ベアリングによる完全子会社化にあたっては、既存株主に対し1株あたり66.1円を支払うとしている。

パイオニアが経営悪化した理由は? 香港ファンドが500〜600億円を出資して筆頭株主に
カーナビ専業で生き残りをかけるも裏目に

(安藤健二 Huffington Post 2018年09月12日 13時43分 JST | 更新 2018年09月12日 13時43分 JST )
(前略)
■カーナビ専業にシフトするも裏目に
 1980年代にはオーディオ部門が低迷したため、国内では「カロッツェリア」のブランド名を使ってカーナビ事業に参入。高品質の映像と音を記録できるレーザーディスクや、大型のプラズマテレビに注力した。
 しかし、レーザーディスクは通信式カラオケの台頭で減速。プラズマテレビも大型液晶の普及で売上げが伸び悩んだ。家庭用オーディオも携帯型の音楽プレーヤー登場で存在感が低下した。
 こうした中で、パイオニアは2010年にテレビ事業から撤退した。世界シェア1位だったDJ機器事業も、2014年にアメリカのファンドに売却。創業から手がけるオーディオ事業も売却して、2015年に音響機器メーカーのオンキヨーと経営統合された。
 これらは、全て経営資源をカーナビ事業に集中させる戦略だったが裏目に出ることになった。
 ニュースイッチによると、GPSを搭載したスマートフォンの普及で、車に後付けする市販向けのカーナビ需要が減少傾向になった。
 その上、自動車メーカー各社もスマートフォンとカーナビの連携機能といったコネクテッド機能の採用で車の付加価値を高める戦略にかじを切った。パイオニアは度重なる仕様変更への対応に追われることになり、小谷進会長によると「莫大な開発費を費やさざるを得なくなった」という。(後略)

Raynor Michael E. The Strategy Paradox. Crown Business, 2007.(『戦略のパラドックス』翔泳社)で言及されていたのは、「選択と集中(Concentration in Core Competence)」よろしく特定分野に特化した企業は収益性が高いと言われるが「生存バイアス(Survivorship Bias:生存者偏向)」によるものだということです。つまり、サヴァイヴァーである成功企業のみがフォーカスされているに過ぎないのです。企業経営の調査研究は、マーケットから退場した企業を対象にしないものです。集中特化によって成功した企業がある一方で、多くの運営が成り立たなくなった企業があるはずです。しかしながら、経営破綻してしまった企業は調査対象から捨象されます。結果、特定分野に特化して生存した企業のデータのみが収集されるのです。パイオニアは目先の利益(今売れているもの)に魔釣られて調和を失い、カーナビ事業に特化したことで、Core Competence(競合他社に真似できない核となる能力)があった既存のResearch & Development (研究開発)を捨象(リストラ)してしまったのでした。研究開発部門の人財に対するLove & Harmonyを企業価値として認めることができなくなってしまった日本メーカー崩壊・消滅の縮図です。本当に、もったいない。(以上)

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