流れのままに

おのが道をゆく ひたすらにひたむきに @ 斉藤雅紀

29eaf069.jpg 今朝は寒さが身に滲みた。今日は霜降(そうこう)、二十四節気の十八番目の日だ。秋が深まり、早朝など霜を見るようになり、冬の到来が感じられる。『心の旅路』も寂寥感ただよう秋に始まる。そして、花が満開に咲き誇る春をハッピーに迎える。しかし、ポーラを演じたクリア・ガースンの女優人生はハッピーとはいえない。エレガントな気品にあふれる美しさ、高い知性、これらを一つにまとめた静かな山上の湖水のような澄みきった麗質、さらにロンドン大学を特待生で通した彼女からは一分の隙も見いだせない。演技も的確、そして華やかなムードを漂わす女優であるにもかかわらず、この人物の全盛期がわずか二、三年で終わってしまったのは信じがたい。あまりにも美しすぎ、ノーブルにすぎたことがかえって邪魔をしてしまったのか。しかしながら、ひとりの女性としてはハッピーだったといえる。テキサスの大富豪バディ・フォーゲルスンの夫人としてハリウッドとテキサスの大豪邸で悠々と晩年を過ごしたのだから。そろそろ、ストーリーを・・・。続きを読む

 今年は台風が多い。今朝は、全国的に晴れている。台風は去った。空に白い雲が気持ちよくなびく姿はステキだ。『心の旅路』もステキな作品で、白い雲と紅い太陽を感じさせる。
 アメリカでは太平洋戦争の翌年にこのような甘美な作品が作られていた。そればかりか、反戦のメッセージも強く伝わってくる。ヒロインのクリア・ガースンはその美しさにおいてアメリカ女優中ナンバーワンと称された。しかしながら、彼女の一分の隙もない威厳と端麗すぎる美しさに親しみきれないものがあったのか、日本での人気が高まりを見せることは無かった。美しいというだけでは満たされない。肌のぬくもりのような温かさ、柔らかな美しさ、ほのぼのとした豊かさを覚えてこそ、わがものとして感じるのかも知れない。そろそろ、ストーリーを・・・。続きを読む

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