44a5f725.jpg 「水の惑星」と呼ばれる地球は、表面の約7割が水で覆われている。その97%が海水で、飲むことも農業用に使うこともできない。わたしたちが利用可能な水、すなわち淡水はわずか0.1%にも満たない。国連のアナン事務総長が2002年4月、ガーナの首都アクラで演説し「世界は今、水戦争のまった中にいる。犠牲者は貧しい国の人々だ。水なくして未来は無い」と訴えたのは記憶に新しい。水問題は深刻である。

 2002年3月「世界水の日」の国連発表によると、途上国における病気の80%の原因は汚水で、汚水が原因とされる病気で、子供たちが8秒に一人ずつ死亡するほど悲惨極まりない状況になっている。さらに、世界の人口の50%の30億人の衛生設備(下水道施設)が未整備で、現在水不足で苦しむ世界の人々は約5億5000万人おり、2010年には10億人を超えると予想している。そればかりか、淡水魚の20%の種は、水の汚染により絶滅の危機を迎えているという。また、パシフィック研究所(http://www.pacinst.org/)が昨年11月に発表した『世界の水2004-2005』によれば、「毎年210万人が汚水による下痢とコレラで命を失う」という。途上国で、人間が死ぬのは飢餓ではない。汚水を飲むことで死んでいる。
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