流れのままに

流れのままに おのが道をゆけ ひたすらに ひたむきに

二〇〇八年卯月

fae762c3.jpg早いもので、今日は4月の最終日。
いかがおすごしですか。

今朝は、今年78歳になる投資家と彼の先生のお話をお楽しみください。

今年の3月のフォーブス誌発表による世界長者番付で1位になったウォーレン・バフェット氏(Warren Edward Buffett・1930年〜)は、『The Intelligent Investor(賢明なる投資家)』の著者・ベンジャミン・グレアム教授(Benjamin Graham・1894年〜1976年)のコロンビア大学大学院での教え子であった。

明晰なグレアム教授の教えは次の通り。

株主(投資家)は株式を「ビジネスを受領できる所有権」として見極め、
株主は株価の変動にあまり氣を煩わす必要はない。

市場は短期的には投票マシンのようだが、
長期的にはおもりを計るマシンのよう動く。
すなわち、長期的には、株式価格とその本来の価値は等しくなっていく。

投資家は会社の財務状況を分析することに時間を費やし、
会社の業績を見極め、割安な株式を取得することに集中すると良い。

この教えをバフェット氏は
「わたしは株を買うのではなく、会社を買っているのだ」と象徴的に表現した。

さて、一昨年、彼は「ビジネス以外で成功したことは何か」と問われ、こう答えた。

『年をとったとき、必ず愛してくれる人が側にいること。
 周りから愛されている人は、みな大きな成功を感じている』

彼も、愛される人になることの大切さを教えてくれた。

感謝

bc179bd8.jpgおはようございます♪

太陽がSunSunの静かな朝です。

今日は「昭和の日」。

全3条からなる「国民の祝日に関する法律」(※1)の趣旨によると、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」となっている。

4月29日は本来昭和天皇の誕生日で、昭和時代には「天皇誕生日」であった。昭和天皇が昭和64年(1989)にご逝去されて平成になると、政府はこの日を「みどりの日」とする祝日法改正案を国会に提出して成立させた。平成17年(2005)5月13日、祝日改正法が参議院を通過し、4月29日の「みどりの日」を「昭和の日」とし、5月4日の「国民の休日」を「みどりの日」として祝日にした。

日本の主権回復日は昭和天皇の誕生日に関係しているかもしれない。連合国軍最高司令官総司令部(※2)の日本占領は、昭和20年8月から27年4月までの6年8ヶ月におよんだ。昭和27年(1952)4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本は主権を回復した。この日は昭和天皇の「誕生日の前日」である。

この「前日」のセンスは、法律的センスの賜物かもしれない。

年齢は、「年齢計算ニ関スル法律」により、「出生の日より起算」(同法第1項)し、「起算日(出生日)に応答する日の前日をもって満了」し、年齢が加算される。(※3)

例えば、4月1日生まれの子どもは、前日の3月31日の深夜12時を迎えた瞬間に年齢を1つ加算され、法律上「満6歳に達した日」は「3月31日」なので、その年4月1日から小学校に入学できる。

今日は静かに

激動の日々を経て、
復興を遂げた昭和の時代を顧み、
国の将来に思いをいたす

日にしたい。

良き祝日を。  感謝


(※1)http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO178.html
(※2)連合国軍最高司令官総司令部は、第二次世界大戦終結に際してポツダム宣言の執行のために大日本帝国を占領し、間接統治を行なった連合国軍の日本における司令本部。General Headquarters/ Supreme Commander for the Allied Powers が正式な名称であり、略語であるGHQ/SCAP(ジー・エイチ・キュー・スキャップ)も用いられる。わが国では、GHQ(ジー・エイチ・キュー)と呼ばれるが多いが、GHQは総司令部(General Headquarters)のこと。海外では「連合国軍最高司令官総司令部」の意味で解されることは少ない。
(※3)
年齢計算ニ関スル法律(明治35年法律第50号)
(1)年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス
(2)民法第百四十三条ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス
(3)(略)

民法143条(暦による計算)
(1)期間ヲ定ムルニ週,月又ハ年ヲ以テシタルトキハ暦ニ従ヒテ之ヲ計算ス
(2)週,月又ハ年ノ始ヨリ期間ヲ起算セサルトキハ其期間ハ最後ノ週,月又ハ年ニ於テ其起算日ニ応答スル日ノ前日ヲ以テ満了ス但月又ハ年ヲ以テ期間ヲ定メタル場合ニ於テ最後ノ月ニ応答日ナキトキハ其月ノ末日ヲ以テ満了日トス
(以上)

f0980a7d.jpg熱心な読者のF氏から、22日付けのウオールストリート・ジャーナルの記事が届いた。

グリンピースの創始者の一人であったパトリック・ムアー(PATRICK MOORE)氏の“Why I Left Greenpeace”(グリンピースを去った理由)。

In 1971 an environmental and antiwar ethic was taking root in Canada, and I chose to participate. As I completed a Ph.D. in ecology, I combined my science background with the strong media skills of my colleagues. In keeping with our pacifist views, we started Greenpeace.

But I later learned that the environmental movement is not always guided by science. (中略)

But after six years as one of five directors of Greenpeace International, I observed that none of my fellow directors had any formal science education. They were either political activists or environmental entrepreneurs. Ultimately, a trend toward abandoning scientific objectivity in favor of political agendas forced me to leave Greenpeace in 1986.(中略)

My former colleagues ignored science and supported the ban, forcing my departure.(中略)

Sadly, Greenpeace has evolved into an organization of extremism and politically motivated agendas. Its antichlorination campaign failed, only to be followed by a campaign against polyvinyl chloride. Greenpeace now has a new target called phthalates.(http://online.wsj.com/public/article_print/SB120882720657033391.htmlより引用)

彼は、「科学的」に環境や健康問題を訴えたかったが、科学の教養を持ち合わせない人物たちが運営するようになってしまった。結果、グリンピース自体は政治団体化しはじめ、科学よりも情緒(※)をベースに行動するようになってしまったということらしい。

二つの対立関係、「科学」vs「感情=政治」が、これからの環境問題やビジネス、そして世界政治を見極めるヒントになりそうです。

良き日曜日を。  感謝


(※)心理学でいう「情緒」は、喜び・悲しみ・いかり・おそれなどのように、強い興奮をともない、身体上にも表れる複雑な感情を意味する。

【追記】
グリンピース・ジャパンのHP(http://www.greenpeace.or.jp/)で知ったYouTube(http://jp.youtube.com/user/greenpeacejapan)を見た。感情に訴えているのがよく分かる。

日本鯨類研究所・調査部の石川創氏は次のように語っている。

「長年のつきあいからGPには言わせてもらおう。グリーンピースは、カネ集めや映画作りのために日本の捕獲調査を妨害し、船団乗組員の生命を脅かしたり、船を破壊したり物品を盗んだりする事は止めなければならない。自らの無謀な行動が招いた深刻な事故を、責任を他者に転嫁する虚偽の報道で人々を欺く事は止めなければならない。鯨を無用に苦しめる事で動物福祉を侵害する事は止めなければならない。調査妨害のために無邪気な活動家達に命を賭けさせる事を止めなければならない。筆者はその手法には疑問を抱きつつも、グリーンピースが世界の軍縮や環境の保全に微力ながら貢献して来た点は信じるつもりである。しかしグリーンピースは、自らを動物愛護団体でないと主張するのであれば、鯨の保護活動から撤退するべきである。なぜならば鯨の調査や健全な捕鯨活動を妨害したところで、絶滅の危機に瀕する種の保全にも役立たなければ、ましてや海洋生態系の保護には何ら益するところがないからだ。グリーンピースが鯨保護活動を始めた当初の理由(すべての鯨の絶滅危機)がもはや意味をなさなくなっている事は、彼ら自身が良く知っているはずである。グリーンピースが真に地球環境の保護を考えるのであれば、南極海で鯨と調査船を追い回す努力と熱意を、もっと役立つ別の目的に振り向けるべきである」(http://www.icrwhale.org/gpandsea-geiken431.htm)(引用終わり)

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