流れのままに

流れのままに おのが道をゆけ ひたすらに ひたむきに

二〇〇九年水無月

8c22bccc.JPGみなさん、おはようございます。
恵みの雨の札幌です。

沖縄で知的トレーニングを積んで札幌に戻った。札幌では明日7月1日から家庭ごみの排出ルールが一新され、分別が3種類から9種類になり、一部有料化される。今、その理解と対応に時間をかけている。悲劇を超えて、喜劇に思えるから、つい笑ってしまう。

市民または納税者の負荷・負担になる案件なのだから、市会議員たちは、この問題で選挙区に帰り、住民と対話してくだされば良かった。選挙運動のときのように、このような問題のときにも一所懸命に町を廻ってくれるとありがたい。そして、市議会に臨んでくれたらうれしい。

さて、沖縄では、合衆国軍に勤務する心友U氏に、海兵隊の専用施設があるキャンプ・フォスターとキャンプ・コートニーを案内していただいた。フォスターには、在沖合衆国海兵隊基地司令部がある。その夜、ロワジール・ホテルに戻り、喫茶フォンテーヌでたたずんでいると、あるご老人がこんな話をしてくれた。キャンプ・フォスターの土地の9割は私有地で、地主に支払われるその賃借料は年81億円を超えていると。(※1)

日本が借地料を払い、合衆国が日本に軍の施設と人員を持っているのは、両国にとってのNational interestsだから。National interestsは、「国益」と訳して使われることが多いが、「安全と繁栄」の意として受取った方がシックリいく。

合衆国軍施設は29都道県にある。合衆国軍専用施設に限ると13都道県にあるが、その面積の33.55%は北海道で、22.68%が沖縄県に集中している。わが北海道は、面積で全国1位、施設数で全国2位の合衆国軍提供施設・区域が所在する。(※2)ここにわが日本の interests(安全と繁栄)の必要条件を見ることができる。もちろん十分条件ではないのだが。

12階の見晴らしの良いルームに戻り、夜景を一望して、テレビを観ると国会議員や地方の組長(知事)たちの話題が流されていた。本物の政治(real politics)について考えさせられる報道であった。

interests と似た言葉に、profits とbenefitsがある。

Interests: 望ましい状態としての利で、金銭には換算しがたいもの。
Profits:  企業家や投資家が手にする利。
Benefits:  他者から供与・給付されるもの、
     または何らかの物や出来事から導かれる有形無形の恩恵としての利。

現代日本の政治家諸氏はいずれの「利」を創り出そうとしているのだろうか。「利」の前提として「理(ことわり)」が必要なのだが…。「理」とは、すじみち、理由、あたりまえ。物事の筋道がしっかりしていること。

最高指導者を日本語で『総理』と名づけるのは、「総(す)」べての「理(ことわり)」の分かる人物の意からである。だから、お山の大将やサル山のボスに過ぎない方々を総理とは呼ばない。

閑話休題(ソレハサテオキ)。

水木鈴子さんの詩『泰山木』を知人から頂いた。
お裾分けです。お楽しみください。

・・・・・・
あなたの純粋さは
氣負わず構えずひょうひょうと
香り咲き風のように雲のように
水のように流れ流れていくのですね

人間は身につけた知識や欲に
おぼれて流れに逆らおうとします
そんな時
いつもあなたは微笑みかけてくれます

「執着の自分を捨てておいき
 あるがままの自分で流れておいき
 安らぎ村まで ・・・・・」

あなたの教えは涙でにじんで
心にひろがります
とめどなく人生を向上させようと
・・・・・・

あせらず、静かに、着実に笑顔で参りましょう。

感謝


※写真は首里大学のキャンパスにて

(※1)
沖縄県内で軍用地と呼ばれるものは、合衆国軍基地用地、自衛隊基地用地、そして那覇空港用地に供されている土地を総称している。軍用地全体の5割が個人所有の土地で、日本政府が借地している。日本政府が地主に支払っている借地料は、沖縄県内で年間約900億円。

毎年の日本政府と沖縄県軍用地等地主会連合会との協議により、1崚たりの借地単価が決められる。借地料の算定年度は毎年4月1日〜翌年3月31日までで、通常年2回支払われる。1回目は、毎年7〜8月に暫定払いとして1年分を前払いで支払う。この手続きの法的根拠は見当たらない。2回目は、2〜3月に精算払い分(値上がり分)を支払う。これは値上り分の決定時期が年末年始になるかららしい。沖縄県軍用地等地主会への委任軍用地主は、約36,000人だという。相続や売買等で地主の数は今後増えていくだろう。

(※2)
防衛施設の規模と特徴(2008年度防衛白書より)
渉外知事会の「渉外関係主要都道県知事連絡協議会パンフレット」
沖縄に所在する在日米軍施設・区域(2008年度防衛白書より)

北海道 18施設:344,601,000m²;合衆国軍専用施設分:4,274,000m²
東京都 7施設:15,787,000m²;合衆国軍専用施設分:13,211,000m²
沖縄県 34施設:232,933,000m²;合衆国軍専用施設分:229,245,000m²
日本全体
 134施設:1,027,049,000m²;合衆国軍専用85施設:308,825,000m²

参照:「沖縄及び北方領土問題の解決に向けて
(参議院・「立法と調査」275号-平成20年1月18日-特集:政策課題より)

9fe89c10.JPGみなさん、おはようございます。
月曜の朝、一週間が始まります。

ヨーロッパで聖書、資本論の次に多く翻訳された作品だといわれるのが、「Le Petit Prince」。

日本では、1953年に岩波書店から内藤濯氏の翻訳で「星の王子さま」とタイトルされ出版された。2005年には岩波書店の翻訳権が切れたが、それまでに600万部が売れた。

21節にある「On ne voit bien qu'avec le coeur. L'essentiel est invisible pour les yeux.」はよく知られた名文。

野崎歓訳の光文社新訳文庫版の「ちいさな王子」では、
「心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大切なものは、目には見えないんだよ」と訳されている。

・・・・・・
そして王子は、キツネのところに戻ってあいさつした。
「さよなら……」
「さよなら。じゃあ、秘密を教えてあげよう。とてもかんたんだよ。心で見なくちゃ、ものはよく見えない。大切なものは、目には見えないんだよ」
「大切なものは、目には見えない」ちいさな王子は、忘れないようにくりかえした。
「時間をかけて世話したからこそ、きみのバラは特別なバラになったんだ」
「時間をかけて世話したからこそ……」ちいさな王子は、忘れないようにくりかえした。
「人間はこんな大事なことを忘れてしまったんだよ」とキツネはいった。「でも、きみは忘れちゃだめだよ。自分がなつかせた相手に対して、きみはいつまでも責任がある。きみはきみのバラに責任があるんだよ……」
「ぼくはぼくのバラに責任がある……」ちいさな王子は、忘れないようにくりかえした。
・・・・・・

人生行路には、いくつかの大切な分岐点があり、
それが人生の節目をつくる機会となって、
予期せぬ飛躍や挫折へと導かれることがある。

それは結婚・離婚や転職であり、
大病をして生活パターンが変わることだったりする。

このような分岐点の一つに過去のわたしは遭遇し、
生活リズムに変調をきたし、低迷し、閉塞状況に陥り、
氣力を喪失し、深く沈み込むような感覚に苛まれたことがあった。

人生は、「禍福あざなえる」パターンの繰り返し。

だから、「禍を以って福と為す」(※)と参りましょう。

太陽がSunSunの月曜日。
笑顔で良き一週間を。

感謝


(※)
「禍を転じて福と為す」の出典は、『史記』蘇秦列伝と『戦国策』燕策。
「わざわいに襲われても、それを逆用して幸せになるように取り計らう」の意。

蘇秦曰、臣聞古之善制事者、轉禍爲福、因敗爲功。(『史記』蘇秦列伝)

蘇秦(そしいん)曰く、臣聞く、古(いにしえ)の善(よ)く事を制する者は、
禍(わざわい)を転じて福と為し、敗に因(よ)りて功と為す。

一見、禍と思うことでも、よく考えてみると、
幸せの入り口であると氣づくことがあります。

参照:
http://www.lepetitprince.com/fr/
http://bookweb.kinokuniya.co.jp:80/htm/4569626157.html

4ecd89bd.JPG1991(平成3)年の地方自治法改正(※1)に伴い、沖縄県条例が公布され、6月23日の「慰霊の日」は「休日」と定められた。

この日は沖縄戦の戦没者の霊を慰めて平和を祈る日として、本土復帰前は「休日」と定め、各行政機関や学校・企業に定着していた。しかし、1972年の本土復帰後は日本の法律が適用となり「慰霊の日」は「休日」としての法的根拠を失っていた。

沖縄県は、先の大戦で、日本国内で唯一、一般市民が地上戦を体験した場である。この沖縄戦の戦死者は20万人を越えたが、9万4000人余りの戦死者が戦闘員ではない子供を含めた一般市民であった。沖縄防衛第三十二軍司令官牛島満中将と同参謀長の長勇中将が糸満の摩文仁で自決した日が、1945(昭和20)年6月23日の未明とされている。大日本帝国軍の組織的戦闘が終結した節目として、この日を沖縄慰霊の日とした。

なお、6月23日は、日米安全保障条約が発効された日でもある。1950(昭和25)年に日米間で締結された安全保障条約は、1960(昭和35)年1月19日に、日本が引き続き日本全土に合衆国軍基地を提供することを約定する等の内容に改定され、ワシントンD.C.で署名された。そして6月19日に国会承認され、6月23日に批准書が交換されて新条約の効力が発生した。(昭和35年6月23日条約第6号) 日本国土の0.6%にすぎない沖縄県内には、今日なお日本全国の合衆国軍施設の75%が集中している。(※2)

1962(昭和37)年から、6月23日には沖縄県が主催する沖縄全戦没者慰霊祭が行なわれ、沖縄戦犠牲者の遺族やその子孫等が集まり、式典中の正午には黙祷が捧げられている。この日は沖縄県平和祈念資料館が入場無料となる。


生き永らえるんじゃないんです。
生きて生きていきまくって、
本当の平和とはどういうことかということを、
私は、若いみなさん方に
伝えていきたいなあという
思いでございます。

(中略)

平和とは何だろう、
生きるとは何だろう、
命とは何だろう、
死とは何だろう、
ということまで、私は真剣に考えて、
今を生かされております。

生きてはいますけれども、
私は、生かされているんですね。
だから、感謝と同時に、
努力しながら生きていこうと、
このように思っております。

伊狩典子さんのお話「戦争と平和について」(9分11秒)より引用。

わたしたちの一言で周りの雰囲氣に変化が。
良いほうに変えて参りましょう♪

感謝


(※1)改正地方自治法4条の2の3項により、地方自治体において特別な歴史的・社会的意義を有し、住民がこぞって記念日とすることが定着している日で、広く国民の理解が得られるようなものについては、あらかじめ自治大臣との協議をへて自治体の休日と定めることができるとされた。

自治体の休日は、(1)国民の祝日である休日ならびに(2)日曜日および土曜日さらに(3)条例で定める年末年始の休日に限られているが、この規定により、たとえば広島市の平和記念日、沖縄県の慰霊の日など、その歴史的社会的意義に鑑み、休日としても広く国民の理解と支持を得られるようなものについて休日化の道を開いた。

しかし、この規定に該当する休日は、国の休日とのかねあいや、立法趣旨に照らしてかなり限定されるものであり、盆休み・土地の祭り・市制記念日などを自治体の休日として定めることはできないと考えられている。

(※2)1960年日米安全保障条約改定関係資料@国立国会図書館

参照:

沖縄への思い」(6分6秒)

沖縄戦について:前哨戦地上戦捕虜収容所

太平洋戦争について:戦争の経緯開戦と転機終盤と敗戦

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