江藤淳氏は『閉ざされた言語空間』−占領軍の検閲と戦後日本−という著作に次のように記した。 「言語をして、国語をして、ただ自然の儘にあらしめよ。CCDの実施した民間検閲を、一次史料によって検討し始めて以来六年有余、ここにいたってわたしはいささかの感慨なしとし ...
2012年04月
陽の光
公訴棄却(dismiss)が理にかなっている。しかし、判決を「無罪」と出した。検察側の手続き(procedure)の違法性を見抜く見識はあったようだが、「棄却」と出す胆識(勇氣)を裁判員たちは持ち合わせなかった。 検察が虚偽の報告書を書いただけではない。検察審査会が本当 ...
森ゆうこ&日本外国人特派員協会
今日の午後、ジェラルド・カーチス博士は外国人記者クラブで「小沢裁判、判決結果とその衝撃」と題する講演をする予定だ。昨日、森ゆうこ参議院議員と市民有志は、「小沢裁判」で明らかになった検察審査会スキャンダルを説明する英文レポートを作成し、外国特派員協会で配布 ...
足るを知る
「お金で幸せは買えるんですか」と問われたら、 「イエス」と応える。 お金ががなく、明日どうやって食べようかと、 思い悩むようでは心が折れてしまう。 人の道を外さないのが幸せの大前提。 心安らかに、毎日食べることができるお金は、やはり必要だ。 ここを起点とし ...
愛とニーズ
チャック・スペザーノ博士著『傷つくならば、それは「愛」ではない』(大空夢湧子・1997年ヴォイス刊行)によれば、何かをして傷つくとしたら、それは愛ではなく、ニーズだと言う。 「家事を毎日しているのに、感謝してくれない」 「料理を作っても、ほめてくれない」 「風 ...
思いやり
言ったことにばかり氣を取られてしまうと、言わなかったことは何かと考えることをしないものだ。隠したいこと、知られたくないことをわざわざ大声で言う人は少ない。日頃から大声で発言する習慣を持つ人の場合は、語らなかったことに大切なことが隠されている。 最近、ワシ ...
独自思考開始 +α
国際政治には多様性がある。インドのミサイル発射は実施されるだろう。射程距離にあるチャイナも合衆国も国際社会も沈黙を守り続けているのは、認めた証である。一方で、合衆国をはじめとする国際社会なるものはイランやノースコリアの核保有には沈黙を守れないでいる。それ ...
雲も光るなり
週末に、SMILE FOR JAPAN FROM SAPPOROに足を運んだ。伊藤マーティー氏に描いていただいたワイフと私のイラストレーション。優しい笑顔がヴェリィ・グッド。 彼はペイントモンスター・アートスタジオの代表。そのスタジオは、イラストレーション全般、印刷物のデザイン、ス ...
ミサイルと暖色
わが日本の衛星は通信専用で軍事偵察用ではないから、ミサイルの発射・移動を示す熱源(暖色)情報を独自に入手できないのだろう。現状のJ-ALERTは、せっかく水道管を全国に廻らしたのに、水(水源)の確保と活用をデザインし忘れたために、各家庭に水が配給されないようなも ...
SMILE FOR JAPAN FROM SAPPORO
昨年は面白かったので、今年もフラリとワイフと共に足を運びます。 ・・・・・・ 2012.4.9(mon)-15(sun) 私たちが伝えたいこと。 札幌でも「被災地のために何かしたい」という想いからイベントがスタートし、過去2回のイベント収益の全てを被災地に寄付してきました。こ ...
食料主権
先日、若い方と話していて、フト、氣づいたことがあった。 それは、「日中戦争(支那事変)」が日本(大日本帝国)とチャイナ共産党政府との戦争であったと間違って理解していることであった。大日本帝国と戦ったのは蒋介石の国民党で、チャイナ共産党が戦ったことはない。 ...
天晴(あっぱれ)
2週間ほど絶食を続けたが、体調不調が続いた。私ではなく、金魚のことだ。どうも、転覆病らしい。浮き袋の調整不良からくるもので、浮くタイプと沈むタイプに2分される。我が家の「チビ雅」くんは、沈むタイプである。 昨日、発泡スチロールの容器を水槽がわりにして、水 ...
税金の有効活用
電気自動車など環境性にすぐれた新車を購入すると国から補助金が支給される制度は、財源がある限り平成25年1月31日まで続くらしい。しかしながら、冷静になって考えてみるとこの制度を仕組むことで税金を高くしていることに氣がつく。 参考:http://www.honda.co.jp/green-t ...
四字熟語
勝財務次官、谷垣自民党総裁、野田首相の3名を総称して、「増税3兄弟」と呼ぶそうだ。彼らが推し進める消費増税関連法案の成立は不可能だろう。良識ある国会議員たちが反対し、多勢を形成しそうなのだから。内容が頼りない。消費税を5%から10%に上げようとしているが増税 ...
廃用症候群とは
最近、私が飲んでいるビール(プレモ)の味が変わった。良く変わった。一昨日、畏友TAの店でビールを注文したらプレモの瓶であった。『旨い!』と唸ってしまった。このビールを作った技術者の凄さを思い知った。 凄いと言えば、長谷敏明医師の『廃用症候群について』と題さ ...