風が心地よい。
昨年の今頃、こんな嬉しいことがあった。
一年ぶりに、『夢屋横丁』という輸入雑貨店に行き、
服を二着買った。
前年と同じように、
そこの娘さんはとても親切に対応してくれた。
『 新しい服が入荷する度に、
ああ、お客さまにお似合いだわ、
いついらっしゃるのかしらとずっと
お待ちしていたんですよ 』
その話しっぷりが妙に真実味を帯びていた。
さあ、会計の段になって財布を取り出そうとしたとき、
『 領収証をおつくりしますね。
お名前は「サイトウさま」で … 』
と、春風に舞う桜の葉のように、尋ねた。
『キ、キ、キィミィは、どうしてわたしの名前を…』
『お客さまにお会いしたときから、
ずぅ〜っとこの次お会いできる日を待っていたから…』
そして、彼女とわたしは前年の話の続きを、
つい2〜3分前の話の続きをするかのように続けたのであった。
この二十代中ごろの娘の屈託のない会話と笑顔が素的だった。
だから、一輪のバラの花を、上品な薄黄色の花をプレゼントした。
『 ヤッタァー!ワァァー、うれしいぃ! 』
満面の笑み、そして迸るような若さが、
人であることの喜びを感じさせてくれる。
感謝
昨年の今頃、こんな嬉しいことがあった。
一年ぶりに、『夢屋横丁』という輸入雑貨店に行き、
服を二着買った。
前年と同じように、
そこの娘さんはとても親切に対応してくれた。
『 新しい服が入荷する度に、
ああ、お客さまにお似合いだわ、
いついらっしゃるのかしらとずっと
お待ちしていたんですよ 』
その話しっぷりが妙に真実味を帯びていた。
さあ、会計の段になって財布を取り出そうとしたとき、
『 領収証をおつくりしますね。
お名前は「サイトウさま」で … 』
と、春風に舞う桜の葉のように、尋ねた。
『キ、キ、キィミィは、どうしてわたしの名前を…』
『お客さまにお会いしたときから、
ずぅ〜っとこの次お会いできる日を待っていたから…』
そして、彼女とわたしは前年の話の続きを、
つい2〜3分前の話の続きをするかのように続けたのであった。
この二十代中ごろの娘の屈託のない会話と笑顔が素的だった。
だから、一輪のバラの花を、上品な薄黄色の花をプレゼントした。
『 ヤッタァー!ワァァー、うれしいぃ! 』
満面の笑み、そして迸るような若さが、
人であることの喜びを感じさせてくれる。
感謝
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