a5ff1580.jpg 今朝も太陽がありがたい☆
 壮快な秋晴れの一日が始まる。

 今日10月24日は、トリコロール記念日。

 1794年、フランス国民公会が、現在フランスの国旗となっている青・白・赤の『トリコロール(三色旗)』を国家の象徴と定めたことによる。トリ(tri)は「三」で、コロール(colore)は「色」のこと。三色は青・白・赤で、フランス革命時のスローガン「自由・平等・博愛」を象徴しているが、色そのものに意味があるわけではなく、三色で三つの意味を象徴している。

 1789年のフランス革命の時、市民軍はパリ市の色である赤と青の帽章をつけた。革命が全国に広がって市民軍は国民軍となり、その国民軍司令官に任命されたラファイエットは、「市民と王家が協力して新しい国を作るべき」と、ブルボン家の色である白を赤と青の間に入れて帽章に採用したのが始まり。王政は1791年に廃止されたが、この三色を使った三色旗は国民軍のシンボルとなった。

 ところで、バーバーズ・ポール(理髪店の三色看板)も赤・青・白である。以前、「自由・平等・博愛と理髪店の関係を述べよ」という問題を出したことがあったが、感動する答案にはお目にかかれなかった。

 バーバーズ・ポールの赤は動脈、青は静脈、白は包帯と伝えられているが…。実は、中世の頃の理髪師は「理髪外科医」と呼ばれ、修道院などで仕事をしていた。髪や髭を切る他に、静脈から血を少し抜き出す瀉血(しゃけつ)という治療や、やけどや骨折、抜歯などの治療も行っていた。
 理髪店の目印として当初は、血を集める皿が店頭には吊されていたが間もなく禁止された。瀉血の際、患者は棒を握り腕から出た血は受け皿で受けるようになっていた。棒に血が垂れることも多く、棒は最初から真っ赤に染められた。そして、この棒がバーバーズ・ポールと呼ばれるようになった。
 また当時は治療のあと、止血用の包帯は非常に貴重で何度も洗って再利用していた。バーバーズ・ポールを軒先にさし、そこに包帯を巻き付けて干したことからやがて、紅白の螺旋模様のポールが理髪店の看板となった。
 そして、理髪師と外科医の組合が分離したのを境に、1745年、イギリスで、理髪師は赤・青・白の看板、外科は紅白の看板を掲げるように決められた。これが理髪店の三色看板の由来である。

 みなさん、この秋は大いに白いものをお召し上がりくださいな☆
 元氣が湧きますゾ!

 感謝

※写真は想い出のサクレクール大聖堂@モンマルトルの丘