46535f5b.jpg みなさん、こんにちは。今朝の札幌は、快晴。ありがたい!リビングの全ての窓を全開にし、新鮮な空気を取り入れ、モーツアルトを聴く。

 お陰さまで、先月の27日に無事退院し、今が元氣。入院中にふと、人生はデコレーションケーキだなぁ〜と思う。姿形(すがたかたち)は自分の力では変えられない、ケーキのスポンジ台。これは「宿命」。ここに、「運命」というデコレーションを施していく楽しさを味わう。これが、この世に生を受けたわたしたちの人生。ばら色の生クリームを乗せるもよし、砂糖菓子の木々を植えるもよし、葉っぱや家を飾るもよし、何を飾っても良い。自分の努力でいかようにもデコレーションは変えられる。この努力をするから、どのようなスポンジ台(宿命)であっても、望むケーキ(運命)を手にすることができる。これをして、「運命を開く(開運)」という。

 今の自分に「ハロー」と笑顔で向き合おう。こうして、姿形、家族、性、国籍を認め受け入れよう。さあ、これから、わたしたちの人生をどんなデコレーションケーキにしますか?

 まず、宿命(スポンジ台)を悲観し嘆くことなかれ!自分の力ではどうにもならないと言う迷い道に、「グッドバイ」しよう♪そして、自分を高める目的に向かって、自分に投資しよう。お金がかかってもいい。お金はしょせん物質だ。氣にしない、氣にしない。宿命に振り回された、スポンジ台のみの人生に、「さようなら」。努力次第で花やかなデコレーションケーキが手に入る☆

 次に、行動しよう。いろいろなことを経験しよう。だから、自信がついてくる。でも、時々不安な氣持が、行動を妨げる。すると、何もしなくなってしまう。これを、「怠惰に流される」という。失敗してもいい、人から何と思われてもいい、とにかくやってみよう。『勇氣』を湧かせ!

 『星の王子さま』(1943年刊)の著者として知られているサン=テグジュペリ(1900−1944)はフランスの飛行士で第二次大戦中、北アフリカ飛行中に消息を絶っている。彼の時代は民間航空の草創期であった。航空路線がヨーロッパからアフリカへ、さらに大西洋を越えて南米へと拡大していく時期。何物をも恐れずに、新しい航空路線を切り開いていった時代。『夜間飛行』(1931年刊)のなかの一節に時代の心意氣を伝える言葉がある。

 突然の嵐のために着陸不能になった飛行機を救おうとする極限の努力の最中に航空会社の支配人リヴィエールが叫んだ!

 「人生には解決法なんてない。ただ進んでいくエネルギーがあるばかりだ」

 この人生で、解決法が見つからなくてもわれわれは生きることができる。大切なのは「前進するエネルギー」と「勇氣」。これが人生を前向きに生きる方法である。

 彼は、名言を多く残している。

 ◎さようなら、と狐は言った。ぼくの秘密を教えてあげよう。とても簡単なことさ。それは、心で見なくちゃものごとはよく見えないということなんだ。肝心なことは目では見えないんだよ。(『星の王子さま』)

 ◎大地はわれわれのことについて、万巻の書よりもくわしく教えてくれる。なぜなら、それはわれわれに抵抗するからである。人間は障害によって自分の力をはかるとき、自分を発見するのだ。(『人間の土地』)

 ◎愛とは一本のザイルに結ばれた仲間たちが同じひとつの頂上を目指すことであり、「その時愛するということは、われわれがおたがいに顔を見合うことではなくて、みんなが同じひとつの方向を見ることである」(『人間の土地』)

 一年前の今日、建国記念日に参拝した伊勢神宮を想いつつ…。

 感謝