c80583ee.jpg楽しみにしているTV番組がある。
毎週日曜日の朝9時からNHK教育で放映されている「日曜美術館」がそれで、30周年を迎えたという。

昨日の放送では、30周年記念の企画として、1980年代のインタビューを再放送していた。
『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人藤枝梅安』でおなじみの作家、池波正太郎(いけなみ・しょうたろう)氏であった。
「私とルノアール」というテーマで話されている。
氣品のよさが、その風貌とファッションと声から伝わってくる。

奥さんが亡くなって、無事彼女の葬式を終えた後、ルノワールは、パレットに向かって淡々と絵を描き始めたというお話をされ、次のように締めくくった。



『 ある程度の苦難は、仕事で乗り越えれる 』


そうかぁ・・・

祖父が亡くなったとき、父は海外にいたが、
公務を全うしてから戻りたいということで、
帰国することが出来たにもかかわらず、
葬式には出席しなかった。

小学校6年生だった私は父の代理として葬式に参加した。
彼は、3ヶ月後に帰国し墓参りをすることで祖父と対面した。

仕事をすることで、ひとつの困難を
乗り越えていたのかもしれない・・・

感謝