4e6abb71.jpg朝日新聞によると、昨年の自殺者は全国で3万3093人。未遂者はその10倍に上り、各地の救命救急センターでも搬送患者の1〜2割が自殺関連で、大半は精神疾患の診断がつくという。しかし、精神科医が常勤する救命センターも全国に数えるほどしかなく、救急医は精神科の治療のノウハウがない。

(参照⇒http://www.asahi.com/kansai/tokusetu/kyuukyuu/OSK200806260103.html

人間性や優しさが、政治的・経済的・社会的価値を創出する時代が訪れ、この状況を一変するに違いない。

『優しい人がいい』

名付け親はよくそう言った。
優しさとは、相手をそのまま受け入れるということだろう。

その人といると自分をより良く、大きく見せるために緊張しない。
自分が特別に優れていなくても、その人から見捨てられる心配を感じない。

自分の意見がその人と違っても、見下げられる心配がない。
その人は自分に特別に優れていることを求めない。

ただ、あるがままの自分を求めている。
このように感じられることが、優しさが感じられるということだろう。

その人といると、
自分が特別に優れていなくても、
好かれ、尊敬されるという感じがする。

特別に何かをしなくても、自尊の感情が満たされる。
特別に何か尽くさなくても、受け入れてもらえる氣がする。

特別に何かお世辞を言わなくても、好かれる氣がする。
特別に何かをしなくても、世話してもらえる氣がする。

そんな方が「優しい人」。

優しくない人といると何か氣兼ねしてしまうもの。
その人から認められるために、
自分がその人の期待に過敏になってしまったときは、
氣付くと良い。

では、誰にでも、優しくなるには…

自分は、とても、とても、チッポケなものだくらいに考えると良い。

チッポケなものだと知っているから、
だれかのために、自分が働こうと、
一所懸命になるところからスタートできる。

「優(やさ)しさ」は、人間的に「優(すぐ)れ」ている証。

人間的に優れているところからすべては始まる。

優しさに経済的価値を見出せる社会が到来するまで、
みんなで一生懸命、「優しい人」になるよう努めよう。

感謝