e329f2aa.jpgおはようございます。

恵みの雨の札幌です。

今朝は、岡本太郎の「明日の神話」の紹介を。

このメキシコシティ郊外で発見された壁画の恒久設置場所が、澁谷決まった。
11月17日(月曜日)から公開される。

岡本敏子女史曰く、

『芸術はだれのものでもないから、
 だれかお金持ちが、お金をくれても売れない。
 人々が見れるような「場所」さえあったら差し上げるのに・・・』

2004年10月、岡本太郎記念現代芸術振興財団などが再生プロジェクトを立ち上げた。翌05年にメキシコ国内にて壁画を解体し日本への移送のため梱包、その直後に敏子女史が急逝。修復作業のため、100個以上に断片化して壁画を日本に船で移送、同年7月から愛媛県東温市で絵画修復家の吉村絵美留女史(えみいる:1949年生)らが作業を行う。2006年6月、修復作業完了。同年7月7日に汐留の日テレプラザで報道陣に公開。翌7月8日から8月末まで日本テレビで一般公開され、2007年4月27日から2008年6月29日まで東京都現代美術館にて特別公開された。

描かれているのは、原爆が炸裂する悲劇の瞬間。
しかしながら、この作品は被害者の画ではない。

人は残酷な惨劇さえも誇らかに乗り越えることができ、
その先にこそ「明日の神話」が生まれるのだ、
という岡本太郎のメッセージが込められている。

『壁画は趣味的な美術作品ではなく、
 社会に打ち出すピープルの巨大なマニュフェストなのだ!』

 強い闇が生まれた瞬間、
 時を同じくして強い光も生まれる。

よき週末を。

感謝

流れのままに