fc0a3ed3.JPG友人のTY氏からお土産を頂いた。
「空也もなか」と「えびすめ」(写真)であった。

新宿育ちの彼は、わたしのひと回り上の世代で、洗練された人物である。

英国監査法人のコンサルタントで、お父さまが政治家であったからだろう、彼の世界観は透徹されている。憧れさえ覚える。

彼とご夫人のライフスタイルに、
向田邦子さんが持っていた戦前の中産階級の
豊かさと慎ましさを感じるのはわたしだけだろうか。

自分の持ち物を増やすための人生が不毛なことは、
少しばかり知力が働く人なら知ることができる。

にもかかわらず、ひとりの世界しか知らない人は、
極端に失うことを恐れてしまうもの。

自分に引き寄せるものを最大にするための人生は、
ただ、それだけでしかない。

快適に生きる社会を目指した日本が、
衣食住が満ち足りても、不満や不安を持つ多くの市民を抱え、
国内外の誰からも尊敬されない国になってしまったのは、なぜだろうか。

(つづく)

感謝

注1)
「えびすめ」は、大阪の小倉屋山本の商品。
この昆布屋に生まれた山崎豊子女史は、1957年、昆布屋の親子二代の商人を主人公とした『暖簾』を刊行して作家デビューしている。

注2)
「空也もなか」は、銀座並木通りにある。
場所:東京都中央区銀座6−7−19 空也ビル
電話:03−3571−3304
営業時間:10時〜17時(土曜日は〜16時) 日曜・祝日は休み
※毎日予約で完売のため当日に来店して購入できない。
商品の受取は2〜3営業日後。発送・配達はとりおこなっていない。
入口に掲げられている暖簾の「空也もなか」の文字は、
梅原龍三郎画伯による。