サワヤカな朝です。

では、…。

大韓民国のテコンドー、スリランカのバレーボール、バングラデシュのカバディ、ブラジルのカポエイラ、カナダのアイスホッケー(冬季)とラクロス(夏季)などは、各国の法令により「国技(national sports)」と規定されている。一方、日本の相撲と合衆国の「Baseball(野球)」は「国技」と呼ばれることがあるが、法的根拠は見当たらない。

1909(明治42)年に両国に初の相撲常設館が完成した。それは「国技館」と命名された。6月2日に行なわれた開館式で作家・江見水蔭が執筆した披露文に「相撲節は国技である」という内容が書かれていた。これをヒントに3代尾車親方(大関・大戸平廣吉)は、板垣退助が会長を勤めた命名委員会に「国技館」を提案し、了承された。これにより、「国技=相撲」というイメージが国民の間に定着し始めた。

マスコミは相撲賭博追及に飛びついたようだが、法的根拠のない国技を生業としている人々の犯罪行為の影に、大きな集団が隠されている事実をクリスタライズ(明らかに)して欲しい。

法律で規定された公営賭博の宝くじからのピンはねが、天下り官僚の財源になっていることが、事業仕分けで明らかにされた。

宝くじの売り上げは、年1兆円。そのうち当籤金となるのは46%。残り54%のうち、40%は発行元の都道府県の収入で、14%は経費となる。この経費から銀行などの販売手数料も支払われるが、うち3%弱に相当する約300億円が、総務省からの天下り団体・自治総合センターと日本宝くじ協会に上納される。そしてそのお金はさらに、傘下の関連団体に配分される。他にも公営ギャンブルはある。上手い仕組みを作ったものだ。

事業仕分けでは、宝くじの普及宣伝などの4事業に「廃止」判定が下った。また、天下り役員の高額給料、豪華オフィスなどの無駄が解決されるまでは、宝くじ発売を中止するよう原口一博総務相に求め、傍聴席からは拍手が聞こえた。しかしながら、この発行中止要求はわずか4日で撤回された。「事業廃止」決定はどうなるだろう…。天下りの財源確保のために総務大臣許可が使われていたことが明白になったのだ。当然、天下り禁止を標榜していた民主党であるなら厳重に対処するはずなのだが…。官僚組織と結託していく心積もりの菅民主党ではあっても、少しの期待を持ちたい。

     『豚に歌を教えようなどと思わないことだ。
      君は時間を無駄にするし、豚だって迷惑だ』(ポール・ディクスン)

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オルバニー市のジャックズ・オイスターズ・カフェ

閑話休題(ソレハサテオキ)。

時間を自由に支配できる人は『自由人』。
時間に自由を支配される人は『奴隷』。

残念ながら多くの人は後者に所属しており、高給取りであろうとも、大企業のトップであろうとも、後者に属す人であることに変わりは無いのです。

もし、「待つ」ことに苦痛を感じるなら、
時間に己の自由を支配されているかもしれません。

ゆっくり、ゆったり、「待つ」ことに抜きん出てみましょう。

長生きの秘訣(自己管理)です。

長生きさえすれば、己が属す世界で黙っていても、
自由人としてトップランナーになることができます。

今、奴隷としてトップランナーであるなら、
「待つ」ことを覚えることです。
自由人への道が開けます。

さあ、『待つこと』に抜きん出る努力をして参りましょう。

急ぐことはない。ゆっくり、ゆったり。

笑顔のよき週末を。

感謝