9月は今日で終わり、明日から10月となります。

みなさん、いかがお過ごしですか。

54年前の10月。

日本政府は、昭和31(1956)年10月13日から19日までのソビエト(現ロシア)との交渉結果を「日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との共同宣言(日ソ共同宣言)」という形で残してくれた。白眉はその9項目で次のように記されている。

「日本国及びソヴィエト社会主義共和国連邦は、両国間に正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結に関する交渉を継続することに同意する。
 ソヴィエト社会主義共和国連邦は、日本国の要望にこたえかつ日本国の利益を考慮して、歯舞群島及び色丹島を日本国に引き渡すことに同意する。ただし、これらの諸島は、日本国とソヴィエト社会主義共和国連邦との間の平和条約が締結された後に現実に引き渡されるものとする」

日本の首相は、一刻も早く、来る10月13日〜19日の間に、北方領土を視察し、全世界に向けてこの共同宣言の9項目を読み上げると良い。冷静に外交して欲しい。

ちなみに、釧路地方法務局のホームページ(http://houmukyoku.moj.go.jp/kushiro/static/hoppou.htmlには、「北方領土における不動産登記事務は、国の行政権の行使が事実上不可能な状態におかれていることから行われておりません。しかし、土地・建物の従前の登記簿又は台帳上の所有名義人については、相続関係を明確にしておくのが適当であるとされています。そこで、当局根室支局では相続の申出がされた場合のみ、所定の用紙に相続事項を記載する暫定的な取扱いを行っています」と掲載されている。

本籍を北方領土に置くことは、1982年制定の北方領土問題特措法で認められていて、島民の子孫ら28世帯69人が転籍している。

登記は受理されないにしても、戸籍事務は取扱われており、本籍を移すことも可能である。事実、昨年昇天なさった作家の上坂冬子氏は、国後(くなしり)島に本籍を移し、北方領土でのロシアによる占拠の非を訴え返還運動に参加なさった。

彼女は2004年1月26日付で、国後島・泊村ウエンナイに転籍した。手続きは、郵便による書類のやりとりだけで、3日ほどで終わったという。

2003年に出版した「『北方領土』上陸記」執筆中から本籍を移そうと考えていたという彼女は、「1人でもできる簡単な行動で、返還運動の盛り上げにもつながる」と話していた。

竹島については、松江地方法務局西郷支局(隠岐島)の管轄とされている。今話題の尖閣列島については沖縄地方法務局石垣支局の管轄とされている。

尖閣諸島には賃借権設定登記がなされている。日本政府は、平成14年10月から年間3,000万円で、固定資産税を支払っている土地所有者から借り受けている。

当時の登記簿上の所有者は以下の通り。     

魚釣島、南小島、北小島:栗原国起氏
久場島:栗原和子氏(国起氏の母)
大正島:財務省

参考:

八女市「尖閣列島とは」
http://www.city.yame.fukuoka.jp/kouhou_yame/arekore/a1.html

「第一次尖閣列島保全運動について」赤嶺守
http://ir.lib.u-ryukyu.ac.jp/bitstream/123456789/2373/1/No5p1-26.pdf

ソルトセラピー


閑話休題(ソレハサテオキ)。


洞窟療法(ソルトセラピー)というのがある。

写真はウクライナのソロトビノにある300メートル地下にある療養施設。患者らの受けている治療は、洞窟療法(speleotherapy、Salt therapy)と呼ばれる。洞窟や採掘坑の塩分を含んだ空氣を吸い込むのを目的としている。

ソロトビノのアレルギー専門病院の医師らは、空氣中に含まれる塩分に、しつこい痰の切れを良くしたり、感染を引き起こす微生物を死滅させたりする作用があると信じている。

患者らは、この塩分を含んだ洞窟で、日帰りまたは宿泊のプランを利用して健康を回復している。彼等の3分の1は子供で、たいていは連続24日間の滞在の後、帰宅する。年間5,000人以上の患者に対応し、常時200人以上が滞在する。

この療法は1950年代にポーランドで見出され、岩塩坑の労働者には結核などの呼吸器疾患がほとんど起こらないことに着目したものらしい。

洞窟療法施設は、ソロトビノのほかにも、ポーランドのヴィエリチカ岩塩坑や、スロバキアのBystrianskaにもある。

参照:http://wiredvision.jp/gallery/201009/20100927092508.html

日本政府の外務大臣や総理大臣たちには300メートル地下のこの施設にでも行ってもらい、頭をクールダウンして、わたしたち日本人の財産を守るために勇氣を持って働いてもらいたい。

さあ、今日も笑顔で参りましょう。

感謝