合衆国では昨年9月末にFacebook, Inc.の提供する世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)Facebook(フェイスブック)創設への経緯を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』が公開され好評を博した。日本では15日から公開されている。

創設したマーク・ザッカーバーグ氏等を描いた作品なのだが、映画脚本を担当したアーロン・ソーキン氏が映画制作の際、彼に取材を申し込んだが断られている。Facebook側の協力得られずに出来上がった作品と言っても差し支えないものだ。だからだろうか、この映画を観たザッカーバーグ氏は講演先のスタンフォード大学で、「社会的地位を得るためにfacebookを立ち上げたように描かれている点が事実と異なる」とコメントしている。
http://www.socialnetwork-movie.jp/

Facebookは現在、世界中に6億人近いユーザーを持つ世界最大のSNSであり、日本国内に約180万人のユーザーを持っている。⇒http://www.facebook.com/

Facebookは元々、ハッキングし得た女子学生の身分証明写真をインターネット上に公開し、公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させるゲームとして作られたもので、名前にFace(顔)がつく所以である。

閑話休題(ソレハサテオキ)

チュニジアに始まりエジプトなどに飛び火している民衆の革命について、ツイッターやFacebookが起こしたと伝えられている。外交誌『フォーリン・アフェアーズ』の刊行などで知られる外交問題評議会(Council on Foreign Relations:CFR)もソーシャルメディアが世界の政治を改革する旨のチョウチン論文を出した。⇒http://www.cfr.org/

この背後でゴールドマン・サックス率いる投資家グループは、Facebookへの資本参加に成功した。ゴールドマン・サックスは合衆国当局からアラブ諸国の民衆の革命が拡大するという事前情報を手にしていただろうし、今回の革命がソーシャルメディアと関連づけて世界に報道されることもお見通しの上での資本参加(投資)であったろう。

Facebookは先週の月曜日(21日)、プレスリリースとして総額15億ドルの調達を公表した。⇒http://www.facebook.com/press/releases.php?p=205070

これによると同社は昨年12月に合衆国ゴールドマン・サックス・グループとロシアのデジタル・スカイ・テクノロジーズ(DST)から企業価値500億ドル(6兆円)という評価で5億ドルを、そして残りの10億ドルは、ゴールドマン・サックスが設立したファンドを通じて調達したと言う。

この増資などでFacebookは今年中にも株主数が500人に達する。株主が500人以上で資産額が1000万ドル以上になると合衆国証券取引委員会(SEC)に財務状況などの事業内容を報告しなければならないから、合衆国証券法を遵守して来年4月末までに財務状況を公開することになる。

プレスリリースでは、「There are no immediate plans for these funds. Facebook will continue investing to build and expand its operations.(資金の使い道については当面の具体的な計画はない)」としており、「DST and Goldman Sachs approached Facebook to express their interest in making an investment, and Facebook decided it was an attractive opportunity to bolster its cash reserves and increase its financial flexibility with limited dilution to existing shareholders.(この話はDSTとゴールドマンから持ちかけられたもので、手元資金を増強し、既存の限られたき小数株主とともに財務的な柔軟性を高められる魅力的な機会だと判断した)」と伝えているが、合目的な経営判断の成果かどうかは不明である。

Facebookが来年、新規株式公開(IPO)を行なうなら、500億ドル(6兆円)というFacebookの評価額は、ネット競売の合衆国イーベイやポータルの合衆国ヤフーを上回ることになる。

上手に創られた景氣のいい話である☆

さあ、笑顔のよき週末を過ごしましょう♪

感謝
花