衆議院議員・小沢一郎氏は、ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、明快な語り口で事実に即した政治行動をとることを伝えている。

Q:小沢氏が指揮を執っていれば、最初の段階でメルトダウンが起きて危ないということは国民に大きな声で言っていたか。

A:言うだろう。隠していたらどうしようもない。それを前提にして、対応策を考えねばならない。当面は福島の人だが、福島だけではない、こ のままでは。汚染はどんどん広がるだろう。だから、不安・不満がどんどん高まってきている。もうそこには住めないのだから。ちょっと行って帰ってくる分に は大丈夫だが。日本の領土はあの分減ってしまった。あれは黙っていたら、どんどん広がる。東京もアウトになる。ウラン燃料が膨大な量あるのだ。チェルノブイリどころではない。あれの何百倍ものウランがあるのだ。みんなノホホンとしているが、大変な事態なのだ。それは、政府が本当のことを言わないから、皆大丈夫だと思っているのだ。私はそう思っている。

以下、その全文。

小沢一郎・民主党元代表インタビュー:一問一答
(2011年 5月 27日 12:58 JST)
小 沢一郎・民主党元代表はウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、福島原発事故への政府の対応は「遅く、放射能汚染に対する認識がまったくな い」と批判するとともに、長年ライバル関係にある菅直人首相について「首相は一日も早く代わったほうがいい」と述べ、対決姿勢を鮮明にした。
 以下はインタビューの一問一答。

Q:東日本大震災と福島第1原発事故以降の政府の対応について、全般的にどう評価しているか。
A:もう2カ月以上、70日になる。原子炉がコントロールできない状況に置かれている。
 私は客観的な見方をする学者の先生から、この状況は燃料の熔融や炉が破損して、非常に危険な状況だということを聞いていた。非常に心配していたら、今に なって、仕様がなくなってポツポツ認めている。対応が遅く、放射能汚染に対する認識が甘い、というより、まったくないといってもいいくらいの菅内閣の対応 だ。
 一般自然災害への対応も、私の県も被災県の1つだが、単なる旧来の取り組みと同じだ。役所の積み上げと、査定に任せきりで、民主党が目指した国民主導・ 政治主導という政治の在り方とは程遠い実態になっている。私もそうだが、ほとんどの人たちが、不安と不満を募らせているというのが現状だ。やはりその最大 の原因は、民主党が掲げてきた、政治家が自ら決断して政策を実行するということが行われていないためだ。決断とは、イコール責任だ。責任を取るのが嫌だと なると、誰も決断しなくなる。

Q:原発事故で事態をここまで悪くしないようにするために、政府がすべきであった決定や政策はどんなものがあったか。
A:こういう状況になると、東京電力の責任に転嫁したって意味がない。東京電力が悪い、あいつが悪い、こいつが悪いということを言っている。どうでもいいことならそれでいいが、原発の放射能汚染の問題は、ここまで来ると、東電に責任を転嫁しても意味がない。政府が先頭に立って、政府が対応 の主体とならねばいかんというのが、私の議論だ。東電はもう、現実何もできないだろう。だから、日一日と悲劇に向かっている。

Q:菅首相は統合本部を数日後に設立し、東電に踏み込んだ。あれは十分ではなかったのか。
A:十分も何も、パフォーマンスはどうだっていい。そういうことを気にすべきではない。事態は分かっているのだ。何が起きているかってことは、ほぼ。東電が分かっているのだ。東電が分かっていることは、政府も分かっているのに決まっている。だから、私が言ったように、他人に責任をなすりつける話ではない。政府が主体となって対応策を、どんな対応策かは専門家を集めなければ分からない。それは衆智を集めて、こうだと決まったら政府が責任を取る からやってくれと、そういうのが政治主導だ。それがまったくみられないから、国民はいらいらして不満を募らせ、民主党はだめだとなっている。

Q:小沢氏が指揮を執っていれば、最初の段階でメルトダウンが起きて危ないということは国民に大きな声で言っていたか。
A:言うだろう。隠していたらどうしようもない。それを前提にして、対応策を考えねばならない。当面は福島の人だが、福島だけではない、こ のままでは。汚染はどんどん広がるだろう。だから、不安・不満がどんどん高まってきている。もうそこには住めないのだから。ちょっと行って帰ってくる分に は大丈夫だが。日本の領土はあの分減ってしまった。あれは黙っていたら、どんどん広がる。東京もアウトになる。ウラン燃料が膨大な量あるのだ。チェルノブ イリどころではない。あれの何百倍ものウランがあるのだ。みんなノホホンとしているが、大変な事態なのだ。それは、政府が本当のことを言わないから、皆大丈夫だと思っているのだ。私はそう思っている。

Q:なぜ、このタイミングで出てきたのか。
A:隠しようがなくなったからだろう。知らないが。政府に聞いてみるべきだ。

Q:菅首相はアドバイザーを集めて意見を聞いている。聞き方がまずいのか。
A:何を聞いているのだか知らない。集めただけではしようがない。結論を出して何かやらないと。だいたい、原発で食っている連中をいくら集めてもだめだ。皆、原発のマフィアだから。あなた方もテレビを見ていただろう。委員だの何だの学者が出てきて、ずっと今まで、大したことありません、健康 には何も被害はありません、とかそんなことばかり言っていた。原子力で食っている人々だから、いくら言ったってだめなんだ。日本人もマスコミもそれが分か らないのだ。日本のマスコミはどうしようもない。 

Q:いろいろ聞いてやってみて、だめだったら辞めてもらうということだが、どこまでいったら辞めてもらうのか。どの辺が判断の基準になるのか。
A:どこまでということはない、何もしていないのだから。このまま、ダラダラしていたら、本当に悲劇になってしまう。海も使えなくなる。

Q:原子力エネルギーをどう考えるか。 
A:しょせん、過渡的エネルギーとしてはある程度、大口電力供給のためにも仕方がない。だが、高レベルの廃棄物を処理できないからいずれ、 新しいエネルギーを見出さなければいけない。そのように私は言ってきた。まさに今、こういう自然災害のなかで、原発の事故まで起きて、これを食い止めると 同時に、長期的なエネルギー政策をしっかりと考える必要がある。

Q:菅政権に対する小沢氏の批判だが、今回、事態の深刻さに対して菅政権が国民に対して正直でなかったことにあるのか、それとも、もし政権が強ければ、事態の対応はもっとうまくいっていたということにあるのか。
A:政権が強い、強くないとの表現も間違いではないが、さきほどから言っているように、何か国民生活に関する問題を処理する時に、われわれ は、自民党の官僚機構に任せて、おんぶに抱っこの政治はもはやだめだと言ってきた。政治家が自ら決断し、国民のための政治を実行する。今回の原子力の話だけではない。
 しかし、それは何かというと、それはイコール責任だ。決断したら決断した者の責任が生じることは当たり前だ。責任のない決断はない。そういうことを主張 してきたにもかかわらず、民主党の政権が、特に菅政権が、そうでないという実態に気づき、国民の支持を失っている。政策の実行ができないのなら、総理を やっている意味がないでしょう、ということだ。

Q:問責決議案や不信任案を提出する、提出しないとの話が出ているが、国難といわれる時期、そのような政治家の動きを国民はどう受け止めているとみるか。
A:困難な時だけ仲良く、仲良くというのは日本人の発想で、だからだめなのだと考える。日本のマスコミは全部そうだ。太平の時は誰でもいいのだ。うまくいっている時は。困難、危機の時だから、それにふさわしい人を選び、ふさわしい政権を作るのだ。日本人は発想が逆だ。大陸の人は、発想がそう ではない。日本人は平和ぼけしているから。まあまあ争わないで、まあまあ仲良くという話になる。仲良くしたって、何も解決できない。当たり障りのない話を しているだけだ。波風立てずに、丸く丸く。これでは、政治家など要らない。役人に任せていればいい。

Q:菅首相を降ろせというなか、強いリーダーはいるのか。
A:何人でもいる。

Q:強いリーダーの代表格というと小沢氏が思い浮かぶ。自分でやろうとの気持ちはあるのか。
A:私はもう老兵だから。老兵は消え去るのみ、とのマッカーサー元帥の言葉はご存知だろうか。消え去ろうと思っていたが、もう一仕事やらねばならないとは思っている。

Q:話題を変える。政治資金規正法違反の話は今、どういう状態で、今後、どういう方針で戦うのか。
A:どういう方針もなにもない。私は何も悪いことをしていない。これは官憲とマスコミによるものだ。旧体制の弾圧だからしようがない。調べてほしいのだが、私は何も不正な金はもらっていない。ただ、報告書の時期がずれていただけだ。こういった例は何百、何千とある。単に報告書を直して再提出 するだけで済んでいた話だ、今まではずっと。なぜ、私だけが強制捜査を受けるのか。そこを全然、マスコミは考えない。
 これは民主主義にとって危機だ。政府ないし検察の気に入った者しか政治ができないということになる。ほんとに怖い。あなた方も変な記事を書いたとして逮捕されることになりかねない。そういうことなのだ。絶対にこういうことを許してはいけない。私が薄汚い金をもらっているのなら辞める。
 1年以上強制捜査して何も出てない。だからちょっと報告書の書き方を間違ったといったわけでしょう。現実政治というのは権力だからそうなるんだが。戦前 もそう。それを繰り返したんじゃ、だめだ。そんな民主主義は成り立たない。それを心配している。自分はなんてことない。なんの未練もない。政治家をやめれば遊んで暮らせるからそれでいいが。日本の民主主義はこのままだと本当にまた終わりになる。外国が心配しているのはそこだ。日本は本当に民主主義国家かと いう心配をしている。

Q:震災に話を戻す。復興、復旧にこれからお金がかかっていく。もちろん労力も。一つは第2次予算が出るか出ないかで国会でもめている。第2次予算 の緊急性と規模はどのようなものと考えるか。もう一つは、財源は増税にするのか、国債発行にするのか。そのへんはどのようにすべきか。
A:復旧に必要なことは、お金がどれくらいかかったって、やらなくてはならない。あのままでは住めなくなる。再臨界に達するかもしれない。 あそこが爆発したら大変だ。爆発させないために放射能を出しっぱなしにしている。爆発するよりたちが悪い、本当のことを言うとだ。ずっと長年にわたって放射能が出るから。だから私は金の話じゃない。日本がつぶれるか、日本人が生き延びるかどうかという話だと言っている。金なんぞ印刷すればいい。その結果、 国民が負担することになるが。国家が本当に放射能汚染をここで食い止めるという決意のもとに、徹底して金だろうがなんだろうがつぎ込まなくてはだめだ。国民はそのことをよく理解してほしい。国債でやれば借金だし、いずれ償還分は払わなくてはいけないが。

Q:東電の処理について役所が過去にはいろいろ決めてきた。今回、役所の言うとおりに決めてはいけないと考えるか。
A:東電のことはたいした問題ではない。一私企業がどうなろうが。それが本質ではない。ただ、例えば東電がつぶれるとする。電気の配電やら 運営ができなくなる。それから5兆円の社債を出しているから、社債が暴落する。公社債市場が大変になる。それから銀行に何兆円かの借金があるから、それが 返せなくなると銀行も大変だ、ということだろう。どうってことはない。要は早く原発の放射能を止めることだ。

Q:民主党が政権をとって間もない2009年10月、インタビューした際、自民党をつぶすことが目的だと言っていた。今回、発言を聞いていると、民主党政権に非常に批判的だが、自民党がむしろリーダーになった方がよいと、日本を救えると見ているのではないか。
A:私はそう見ていないが、国民がそのような状況になってきているということだ。これなら自民党の方がまだいいじゃないかという人が多いで しょう。私が描いていた図とちょっと違うのは、民主党政権がもう少し愚直に政治に取り組んでくれることを期待していた。そうすれば、国民がたとえ個別の政 策が少しずつ遅れたとしても、変更したとしても絶対支持してくれると。
 そういう民主党をまず作り上げる。しかし、一方において自民党的、というのは日本的な政党だが、これも必要だと。自民党は事実上つぶれたような状況だが、新しい自民党がまた成長してくれると。そこで2大政党という絵を描いていたのだが。どうにも民主党政権自体がおかしくなって、強烈な支持者であった人 たちも、ちょっともう見放した格好になっている。
 例えば、何兆円の企業のオーナーである稲盛さんとか、スズキ自動車の鈴木会長とかは、何兆円の企業でありながら、正面切って民主党を応援してくれていた 人たちが、本当に一生懸命やっただけに、頭にきちゃって、こんな民主党ぶっつぶせ、もう一度やり直しだと言うくらい失望している。愚直さに欠けた民主党政 権でちょっと違った。違ったときは違ったなりに考えなくなくてはならないので仕方ない。だが私の最初の理想は変わらない。日本に議会制民主主義を定着させたいという理想は全然変わっていない。

Q:いま、国会に不信任決議案が提出された場合、それを支持するか。
A:それはどうするかよく考えているところだ。

Q:菅首相はどのくらい政権に留ると考えているか。
A:彼はいつまでも留まりたい。だから困っている。それが彼の優先順位の第一だから。だからみんな困っている。

Q:先ほど「もう一仕事したいという気持ちを持っている」と言っていたが、どのようなことがしたいか。
A:いま言ったことだ。議会制民主主義を日本に定着させたいという、この理想は全然変わっていない。ところがいま、民主党も国民から見放さ れ、自民党もかつての自民党ではなくなってきている。このままでは日本の政治はぐちゃぐちゃになる。だからそうならないように、老骨にむち打って頑張ろう かということだ。

Q:最近になって、メルトダウンが起きていたとか、原子炉に傷が付いていた、などの情報が次々と出ているが、政府は今まで知らなかったのか。
A:知っていたけれど言わなかったということだろう。だから問題だ。

Q:どういうことか。
A:知らない。政府のことだから。言うと大変になると思ったから言わなかったのだろう。大変になるというのはどういうことかというと、政府の対応が難しくなると言うことだ。だけど、わたしはそんなことで躊躇しているときではないと考えている。

Q:声が上がればご自身が前面に出られて首相になるということも考えられるのか。
A:私は、あまりにぎにぎしい立場というのは好きではない。もう気楽にしていた方がいいから、自分で好みはしないが、「天命に従う」というのはよくないけど、「天命に遊ぶ」という言葉が好きになった。天命の命ずるまま、もういらないと言われれば去るのみだ。

Q:最後に、菅総理はどのぐらい総理の座にとどまるとみているか。
A:一日でも早く代わった方がいいと思う。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_242207

以下の記事では、ジェラルド・カーティス教授が小沢批判をし、「小沢氏に首相の目はない」と述べ、「彼は政治的混乱をあおり、事実上、民主党を分裂させる。それが彼のやっていることだ」と言っているが正しい。ただし、民主党を分裂させるのは彼の目的ではない。小沢の目的はわが日本国民を救うことにあることをこの老教授は言っていない。

民主党の小沢元代表、菅首相と対決姿勢鮮明―原発危機対応で
(2011年 5月 27日 8:40 JST)
【東京】日本政界の陰の実力者、小沢一郎・民主党元代表はウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、福島原発危機への政府の対応には問題があるとして、長年ライバル関係にある同党の菅直人首相と対決する構えを示した。
 日本政府は現在、史上最悪の複合災害となった原発事故を封じ込め、低迷する経済を回復させようと懸命な努力を続けている。そんな状況の中で、与党民主党の実力者から政権批判が出ること自体、同党内の対立がいかに深刻であるかを物語っている。
 小沢氏は資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚偽記入事件で、政治資金規正法違反で強制起訴されている。 同氏は、この事件について、改めて裁判で争う姿勢を強調した。裁判は年内に始まる見通しだ。
 裁判を控え、同氏がインタビューに応じるのはまれだ。同氏はインタビューの中で、日本政治の新時代への道を開くために、菅首相は辞任すべきだと主張した。
 有権者の一部の層には依然として受けがよい同氏は、そのような変革をもたらす媒介役を務めようと考えており、「私はもう老兵だから。『老兵は消え去るの み』というマッカーサー元帥の言葉はご存じだろうか。消え去ろうと思っていたが、もう一仕事やらねばならないとは思っている」と意欲的な姿勢を見せた。
 チェルノブイリ以来で最悪の原発事故から2カ月あまりが過ぎたものの有効な解決策を打ち出せない政府に対して日本国民は「不安と不満を募らせている」 と、小沢氏は指摘する。その上で、「政策の実行ができないのなら、総理をやっている意味がないでしょう。一日でも早く変わった方がいいと思う」と、菅首相 の退陣を求める見解を示した。
 主要8カ国首脳会議(G8サミット)に出席するためフランスのドービルを訪れている菅首相に同行している福山哲郎内閣官房副長官は、こうした小沢氏の姿勢に「それぞれの政治家にはそれぞれの考えや意見がある。しかし残念だ」と遺憾の念を表明した。
 党内で小沢派からの攻勢が激しさを増しているにもかかわらず、菅首相は同氏に震災復興のため一段と大きな役割を演じてもらいたい意向を示唆している。震災では小沢氏の選挙区も被害を受けている。
 小沢氏は、同首相の後任候補について、特定の名前を挙げず、またこれまで何度も逃してきた首相の座を自ら目指す意志があるかどうかも明言しなかった。同 氏は首相となるべき人の条件については明確な考えを持っており、「困難、危機の時だから、それにふさわしい人を選び、ふさわしい政権を作るのだ」と語った。 
 同氏は起訴以来、表舞台にはほとんど登場していない。昨年9月に民主党代表選で菅氏に挑んで以来、同氏が主要メディアのインタビューを受けるのは初めて。同氏はこのとき4割の票を獲得した。
 3月11日の大震災以降、短い政治的休戦の後、野党は今また、菅内閣に対する不信任決議案の提出を検討しており、民主党内で菅首相に批判的な議員の協力を模索している。こうした状況で小沢氏は政権批判に乗り出した。
 不信任決議案の提出を支持するかという質問に対し、小沢氏は「それはどうするか、よく考えているところだ」と述べた。
 起訴にもかかわらず、民主党内には依然として同氏を支持する議員も多い。特に、2009年の衆院選の初当選した議員の中に小沢氏に恩義を感じている議員 が多い。同選挙で民主党が大勝利を収めたのは同党の選挙参謀を長年務めてきた小沢氏の力によるところが大きい。24日に開かれた同氏の69歳の誕生日に は、約160人の国会議員が詰めかけた。
 しかし誰にでも好かれる人物ではない。コロンビア大学の日本政治学者、ジェラルド・カーティス教授は、菅政権が有能だとは言い難いとした一方、「狭量な政治家たちによるレベルの低い主導権争いは、国民をうんざりさせるだけだ」として、こうした政争は日本が直面する問題を軽視している印象を与えると述べた。同教授は、「小沢氏に首相の目はない」と述べ、「彼は政治的混乱をあおり、事実上、民主党を分裂させる。それが彼のやっていることだ」と批判した。
 小沢氏は菅政権の原発危機対応を非難し、危機収束への取り組みに関連して緊縮財政の推進を一時中断することを提案。放射能汚染の阻止が優先課題であるとし、「金の話じゃない。日本が潰れるか、日本人が生き延びるかどうかという話だ」と述べた。「金なんぞ印刷すればいい……国民はよく理解してほしい。国債でやれば借金だし、いずれ償還分は払わなくてはいけないが、復旧に必要なことはお金がどれくらい掛かっても何としてもやらなくてはならない」と語った。
 民主党が政権を奪取したとき旗印の一つだった官僚批判は、この数カ月影を潜めている。小沢氏は、これを民主党の支持率低下が背景になっているとみる。
 政治家と官僚の相互依存関係を打ち破るため、「民主党政権がもう少し愚直に政治に取り組んでくれることを期待したい」と述べた。
 また、自民党による50年の支配の後、民主党が、同氏の理想とする二大政党制を作り出すほどに十分に強くなれなかったことが残念だと述べた。
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_242081

虚ろな眼をしたパフォーマンス亡者の寒首相には静に退場していただきたい。

彼の政権の継続よりは、政治的混乱や停滞の方が日本国民の生命(いのち)を守るという意味で価値がある。

自民・公明の内閣不信任決議案提出が現実味を帯びてきた。
いい感じです!

その人間の学問と政治には、人格が反映され磨かれる。

ずるい人間は、さらにずるくなり、
誠実な人間は、さらに誠実になる。

日々の生活の安全と安心を約束してくれる誠実な希望ある政治家に登場願いたい。

今なら、大難を小難・無難にすることが出来る。

大きな笑顔で参りましょう。

感謝