牛乳・乳製品については、各メーカーは安全性が確認された生乳のみを使用している。乳原料は北海道や海外から輸入しているし、水の安全性も確認されている。にもかかわらず、今回、「明治ステップ」のみからセシウムが検出された。その理由は今のところ解明されといない。粉ミルクの製造工程は他のメーカーも基本的に同じ。もし、製造時に大気中からセシウムが混入したのなら他のメーカーの製品からもセシウムが検出されることも考えられるのだが、今のところその報告はないようだ。以下、6日付の明治のホームページより引用。

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重要なお知らせ
2011/12/06
「明治ステップ(850g缶)」のお取り替えに関するお詫びとお知らせ


平素は当社製品をご愛用賜り、厚く御礼申し上げます。

このたび、当社製品「明治ステップ(850g缶)」の一部の製品から、わずかながら放射性物質が検出されました。同物質の値は、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定規制値(牛乳・乳製品で放射性セシウム134及び137の合計値200Bq/kg)以下で、22から31Bq/kgであり、毎 日飲用されましても健康への影響はないレベルとされております。
しかしながら、当社としては、調製粉乳(粉ミルク)は乳児にとって極めて重要な栄養源であることから、乳児を持つお客様に安心してご愛用いただくことを最優先し、すでに対象製品をご購入のお客様で、お取り替えをご希望のお客様におかれましては、新たな製品と取り替えさせていただきます。

また、「明治ほほえみ」、「明治ステップ」については、今後すべての製造日の製品で放射性物質の検査を行い、その結果を順次当社ホームページで掲載してまいります。
このたびは、お客様およびお取引先様をはじめ、関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

今回、検出された製品は、賞味期限が2012年10月4日、10月21日、10月22日、 10月24日の上記4製造日分ですが、万全を期すために、賞味期限が、2012年10月の下記の製品をお取替えの対象とさせていただきます。

※詳細の検査結果
明治ほほえみ
明治ステップ

なお、「明治ほほえみ(850g缶)」については、これまで検査したすべての製造日の製品で不検出(検出限界値未満)でしたので、引き続き安心してご愛用いただけます。
当社といたしましては、引き続きお客様に安全な製品をお届けできますよう品質管理体制の向上に努めてまいります。

株式会社 明治



1.お取り替え対象製品
製品名 「明治ステップ(850g缶)」
賞味期限 賞味期限が2012年10月の製品
「2012.10.03」「2012.10.04」「2012.10.05」
「2012.10.06」「2012.10.21」「2012.10.22」
「2012.10.23」「2012.10.24」
製造者 株式会社 明治 埼玉工場(春日部市)
販売地域 全国

2.対象製品のご送付先
株式会社 明治 埼玉工場
〒344-0057 埼玉県春日部市南栄町1−5
お問い合わせ先 0120-077-369
※後日、新たな同製品をお送りさせていただきますので、上記送付先まで着払いにてお送りください。対象製品のご送付にあたりましては、お客様のお名前、郵便番号、ご住所、電話番号をお書き添えいただきますようお願い申し上げます。
※お客様からご連絡いただきました個人情報は本件の目的以外には一切使用いたしません。

3.お問い合わせ先
株式会社 明治 お客様相談センター
フリーダイヤル 0120-077-369
受付時間:平日午前9時〜午後5時まで
なお、12月18日までは、土日も含め受付させていただきます。
明治ステップ

http://www.meiji.co.jp/notice/2011/detail/20111206.htmlより
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一般社団法人日本乳業協会には「原子力発電所事故による牛乳・乳製品への影響に関して」と題して、福島第一原子力発電所事故以降、消費者からの安全性に関する問い合わせにQ&Aの形で答えている。→http://www.nyukyou.jp/topics/20110615.html

以下、フクシマ原発事故に関係していると報じた3記事の引用です。

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明治の粉ミルク「ステップ」からセシウム、40万缶無償交換
(ロイター 12月6日(火)15時0分配信)
[東京 6日 ロイター] 明治ホールディングス<2269.T>傘下の食品大手、明治は6日、同社の粉ミルク「明治ステップ」(850グラム缶)から1 キログラム当たり21.5─30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを明らかにした。広報担当者によると、噴霧乾燥する際に使った熱風に一部放 射性物質が混入したとみられる。
 国が定める粉ミルクの暫定基準値は1キログラム当たり200ベクレルで、今回の検出量はこれを下回っている。
 セシウムが検出されたのは賞味期限が2012年10月4、21、22、23、24日の製品で、同社は同3、4、5、6、21、22、23、24日の製品約40万缶を無償交換する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111206-00000072-reut-bus_all
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明治「粉ミルク」からセシウム…原発事故の影響か
(ZAKZAK 2011.12.06)
 食品大手の明治(東京)が製造、販売する粉ミルク「明治ステップ」から、最大で1キログラム当たり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが6日、同社の調査で分かった。詳しい混入経緯は不明だが、同社は東京電力福島第1原発事故に伴うものとみている。
 厚生労働省によると、原発事故後に粉ミルクからセシウムが検出されたのは初めて。明治は約40万缶を対象に、無償交換する方針。
 国が定める粉ミルクの暫定基準値(1キログラム当たり200ベクレル)は下回っている。乳児は大人より放射性物質の影響を受けやすいとされ、厚労省は近く新たに「乳児用食品」の基準値を設定する方針を決めている。
 明治によると、セシウムが検出されたのは賞味期限が平成24年10月4日、同21日、同22日、同24日の製品。日付は缶の底に記されている。明治は国内の粉ミルク販売シェア約4割の最大手。
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20111206/ecn1112061457005-n1.htm
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明治の粉ミルクからセシウム 規制値は下回る
40万缶無償交換へ
(日経 2011/12/6 14:41)
 食品大手の明治は6日、生後9カ月以降の乳児向け粉ミルク「明治ステップ」(850グラム入り缶)から、最大1キログラム当たり30.8ベクレルの放射性セシウムが検出されたと明らかにした。4月以降、全国のドラッグストアなどで販売しており、同一期間に生産した約40万缶を同日から無償交換する。賞味期限が「2012年10月」と記されている製品が該当する。
 乳製品の国の暫定規制値(1キログラム当たり200ベクレル)は下回っていた。
 同社によると、無償交換する40万缶は、埼玉県春日部市の工場で3月14〜20日に牛乳を乾燥させる工程を経た製品。原料の牛乳には、3月 11日以前に加工された北海道産などを使用していた。同社は、大量の空気を当てる過程で、東京電力福島第1原子力発電所事故で放出された大気中の放射性セシウムが混ざったとみている。
 同製品は、生後9〜12カ月の乳児に飲ませる場合、200ミリリットルの湯に粉ミルク約30グラムを溶かして使う。40万缶のうち、既に消費者に販売された数は現在調査中としている。
 同社は東日本大震災以降、月1回のペースで同工場の粉ミルクに放射性物質が含まれていないかを調べており、今回の検査は今月3日に実施。これまでは同社製品から放射性物質が検出されたことはなかったという。
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E2E4E2E0EB8DE2E4E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
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3月に缶に詰めた粉ミルクを、なぜ12月に測ったのだろうか?測定義務はないのに。実は、市民測定室「TEAM二本松」の測定結果を基に、共同通信社の記者が動いたからであったようだ。

閑話休題(それはさておき)


一昨日、政府は出荷停止を福島県に指示したようだが、遅すぎる。

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旧福島市産米を出荷停止=規制値超のセシウム検出で−政府
(時事 2011/12/05-19:03)
 政府は5日、福島市渡利地区で生産されたコメから暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を 上回る放射性セシウムが検出されたことを受け、同地区を含む旧福島市全域について、2011年産米を出荷停止とするよう福島県に指示した。東京電力福島第 1原発事故の後、コメが出荷停止となるのは、福島市大波地区などに次いで4地域目。
 今回の対象は、1950年2月1日時点で福島市だった地域 で、稲作農家は406戸、水田面積は165ヘクタール。福島県が2日発表した調査結果によると、このうち3戸の農家から規制値を超えるセシウムが検出され た。全て自宅に保管されていたため、市場に流通していないという。
 渡利地区は、最初にコメからセシウムが検出された大波地区と隣接している。収穫前後に計7地点でセシウム調査を行ったが、最大でも46ベクレルにとどまったため、出荷が認められていた。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011120500634
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ブレンド米として売るという手法が、10月に記事として出ているので引用する。
コンビニやレストランのお米はどうなのでしょう。チト、心配です。

・・・・・・(引用開始)
焦点/福島米「安全宣言」/消費者の不安拭えず 販売苦戦の恐れ
(河北新報 2011年10月13日木曜日)
 福島米の放射性物質検査の結果、作付けのあった福島県内48市町村でコメの出荷が解禁となった。しかし、放射能汚染に対する消費者の不安を拭い切れたとはいえず、販売苦戦は否めない。
 ことしの福島産のコシヒカリは、これまで同程度の評価を受けた北関東産より60キログラム当たり1000〜1500円低い価格で取引されている。米価は全国的には上昇しており、福島米の価格低迷は市場の目の厳しさを物語る。
 特に販売不振になる可能性があるとみられているのが家庭向け。「福島の農家には申し訳ないが、ことしは福島米は一粒も扱わない」。従来、福島産のコシヒカリやひとめぼれを主力商品としてきた首都圏の米穀店はそう言い切る。
 店頭には栃木産や茨城産の新米コシヒカリが並ぶ。だが福島県に近い点がマイナス材料となり、売れ行きは振るわないという。「千葉産でさえ嫌がる客もいる。福島産では勝負にならない」と話す。
 生産、流通、消費の関係者が決定的なダメージになったと口をそろえるのが、予備検査で二本松市小浜のコメから暫定基準値と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題だ。
 「本検査で基準値を下回っても、いったん500ベクレルが出た事実は消えない。二本松産、それが混じっているかもしれない福島産を買う消費者がどれだけいるだろうか」と福島県内の米穀業者は懸念する。
 一方、業務用は低価格が受けて引き合いが予想外に強まっている。複数産地のコシヒカリをブレンドすれば「国内産コシヒカリ100%」の表記が可能となり、流通サイドにとっては福島産と明示しないで済むという。
 大手のコメ仲介業者は「福島米の品質の高さは業界では常識。それが今、日本一安い。検査も通っているから安全性もお墨付き。割安感があり、外食産業には魅力的だろう」と指摘する。
 本来の品質に見合った価格を付けられず、福島産を名乗ることをはばかる状況がいつまで続くのか。県内の農協幹部は「ことしは全量売り切ることが大事だ。ある程度、買いたたかれても仕方がない」と苦しい胸の内を明かす。

◎お墨付きでも期待薄/組合、業務用に活路求める

 福島県で作付けされた全てのコメが「安全」とのお墨付きを得た。名目上は大手を振って出荷される。だが、福島第1原発事故の影響で販売不振が予想され、農家ら関係者の表情はさえない。
 二本松市小浜地区。山あいに小さく、不整形な水田が点在する。9月の予備検査では、そのうち1カ所のコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)と同じ放射性物質が検出された。
 本検査で「シロ」と認定されたとはいえ、汚染米のレッテルを貼られたことに、周辺の生産者のショックは大きい。
 「売れ行きは芳しくないだろう」。農業手塚源司さん(75)は半ばあきらめ顔だ。基準値と同水準の放射性物資が検出されたコメの水田は比較的離れているが、「小浜のコメというだけで一緒くたにされる。うちのコメだけ特別ということにはならない」と話す。
 80アールで約4000キロのコシヒカリを作っている。昨年は60キロ約1万2000円の値が付いた。ことしも既に刈り取りを終えて天日干しにし、出荷を待っている状態だ。
 「ことしは粒ぞろいで出来が良かったが、売れても半値以下になるかもしれない。台無しだ」と手塚さん。東電に補償を求めるが、「不十分な対応に終わる可能性がある」と不安は消えない。
 「二本松産米は一切駄目だ」
 郡山市の米穀卸の梅本典夫さん(60)は取引先の大手商社から、そう言い渡された。
  梅本さんは県米穀肥料協同組合の理事長。組合は、小浜地区のコメは基準内でも全量を出荷停止にするよう県に求めている。「小浜のコメの印象が福島米全体の イメージ低下を招く。小浜のコメを切り離した方が他産地のためになる。小浜地区の農家には金銭で補償すべきだ」と訴える。
 福島米を敬遠する消費者心理は根強く、個人向けの販売は厳しい。梅本さんは「外食産業など業務用に活路を見いださざるを得ない。風当たりは強いが、きちんと検査して安全性を粘り強く訴える」と決意する。
 福島米は良質な割に手頃な価格で、もともと全体の出荷量の6〜7割が業務用として出回っている。ことしは風評被害で割安感が増し、業務用の売れ行きは堅調だ。
 二本松市の三保恵一市長は「予備検査で高い放射性物質が出てから緊張が続いていた。安全だと証明されて安堵(あんど)した」と、ほっとした表情を見せた。
 市はコメを一袋ずつ全て検査するよう国と県に求めている。東電には検査費用と価格下落分の補償、基準値を超える放射性物質が検出された場合の全量買い上げを要求した。
 三保市長は「販売が本格化しないと影響は分からないが、損失は避けられない。農協と協議して賠償を求める」と述べた。(後略)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111013_02.htm
・・・・・・(引用終わり)


農家の婿のブログhttp://ameblo.jp/noukanomuko/)より
・・・・・・(引用開始)

「食べて応援」は幻想だ
(2011-12-04 19:19:27)

いやいやこんにちわ

当ブログ、最近は真面目なことばかり書いて、元々書いていたような事を書く感じではなくなってしまいました・・・

そもそもは、夜空ではなく肉こそが正義でありヒロインだということを、
過去の事例を交えて延々と論証してみたりですね
押井アニメも素晴らしいし、現代アニメも素晴らしいのよということを長々と語りたいんですが・・・orz
コインロッカーベイビーズ作中の株価になっても平気だった日本が、今はこんなことになってますので
ちょっと我慢して真面目なことを書こうと思います。

被災地を支援しよう。食べて応援しよう
実に美しい言葉ですね

本当はこの話題にはあまり触れたくなかったんですよ
まず、もうブログで大事になるようなことは控えようと思ってたし
そして今回の話は大多数の善意と、思いやりによって成り立っていることだからです。
そして、全部ひとまとめにしてしまうと、
「心外だ!」と怒る理由と権利を持った人達もたくさんいるので

でも多数の善意があったとしても、現実に相場は動き
客観的な評価としてはこう言わざるを得ません

「食べて応援」は幻想だ

前提として、


他県のことはよく知らないので、ここに書くことは福島限定の話として見てください。
そして僕の筆力不足により、多分、「そもそも放射性物質が入ってるんだから安くなって当然じゃないか!」という意見が出てくると思いますが、

僕は価格が低下してること自体は当然だと思ってます。
というか、僕が4月に想定していた価格より高いくらいです。
作付を諦めた理由の一つとして、価格低下により赤字が確実というのがありました。
当然予想しうることであり、それを踏まえて判断すべきとも思います。
東電様が適切に補償するって仰ってますし、もちろんその辺も適切に御判断下さると思います。

ちなみに東電様によると、僕の避難期間の労働損害は月3万円でした。
なんとか電気代は払えると思います。
おそらく生きていけないですけど

市場原理やら、資本主義やらはそんなもんですよね
それじゃあ何が言いたいんだ? ということですが、

被災地を応援という大義名分に隠れて
ほくそ笑んでる連中がムカつくぜ というお話です。

単純な話です
復興だ、作れ、売れ
「対象地域外ですので補償対象になりません」
との大号令の前に作らざるを得ない農家。

そして不安を抱えながら作った農家を待っていたのは
綺麗な建前で武装した強者による搾取でした
そんな何の捻りもない単純な略奪のお話です。

米がね、業者にクソ安く買いたたかれてるんスよ
それが食品会社やら、外食産業に流れ込んでるんですよ
米だけじゃないですけどね

肉牛なんて、今年2月時点で1750/kgだったりした相場が、11月20日時点で650円/kg ぐらいですわ

米についても、
直聞き情報として1俵8000円提示
中通りの伝聞情報として、1俵5000円提示

野菜だって似たようなもんでしょう
今日1玉98円の白菜を見ましたよ

わかりますかね

農家儲かってねーっすよ

足元見られてケツの毛毟られてるのが現実ですわ

まあ彼らは大抵こんなことを言ってたりしますね
「私共は復興を支援しております。食べて応援しましょう!」
ふところ温まってるのはテメー等だけだクソったれ
本心から応援したいなら、例年の定価で買え
それが嫌なら綺麗事ぬかすんじゃねえ

被災地支援を、弱者を自社利益のための口実に使うな
正直にはっきり言えよ
「私共は、農家さんの生活より、お客様の健康より、私共の利益が大事です」ってさー
原発事故のおかげで国産米が安く仕入れられて嬉しいですって

現地は事実としてこんな状態なのに
マスコミは何やってる
そんなにスポンサー様が怖いか
売れないより差額補償のほうがいいと言ってる大スポンサーの東電様の機嫌が大事か
この国に「ジャーナリズム」なんて存在しないという当たり前の事実はもう知ってるけど
それでも、利益の流れが解り易過ぎて泣けてくんだよ
せめてもう少し隠してくれよ

ていうか復興を支援だ風評被害だ言うんだったら
テメーんとこの社食で、例年の定価で買ってくれ
あの程度の検査レベルの農作物について、風評被害だと消費者に責任擦り付けてたんだから
その程度の検査していない現物を、例年通りの価格で買い取ってくれよ、社員に食わせてくれよ

風評被害なんだろう? 大丈夫なんだろう?

被災地を支援なんてまやかしだ
風評被害なんて言い訳だ
本当に支援なんだったら、
何で出荷した農家が泣いてるんだ

福島の農産物が安くなるのは仕方ないよ
安いものを買うのもしょうがないよ
ただ、それを利用した綺麗事をぬかしてんじゃねえ
現場は現場で修羅場なんだよクソったれ


婿


ここから下は、当初の記事には無かった部分です
なんというか僕の筆力が足りないせいか
頭に血が上っていたからか、趣旨を誤解する人が多かったので
コメントにも書かせてもらったことを転記します。

僕の文章力の無さ、題名の勇み足加減
誤解する人が出てきていること、痛烈に反省しています。

何度も申し上げてますが、買ってくれる人には感謝の言葉以外はありません。
安かろうが、定価だろうがです。
福島産の野菜は市場原則に沿って、安くなって当然です。
そのこと自体に文句はありません。
需要と供給からの価格決定なんて1億と2000年前から続いていることです。

ただですね

火事場泥棒が現実に存在して、その火事場泥棒が綺麗事抜かしてるからふざけんなと言ってるのです。

ただそれだけの記事です。

これでも誤解するといけないので
念のためもう一回言わせてもらうと
価格は安くなって当然なんです。
それを普通に買う消費者が悪いわけがないんです。
最終販売者だって悪くない。
安く買って高く売るなんて当然の話

ただ、自社利益のために被災者支援の看板を使うんじゃねえということです。
だったら普通に買って、普通に商品表示して普通に売ってくれ
ただそれだけです。
それでも看板使うなら、それは定価で買ってくれ、なんとか現地にも黒字を出させてくれと
そういうことです。
現地の集荷業者さんなんて今地獄を見てるんじゃないっすかね

そしてさらに念のため僕の立場を書きます
僕は普通の一農家です。しかも「元」
僕の発言が農家代表でもなければ、福島の声を代弁してるわけでもないです。

ここはただ愚痴を撒き散らすどうしようもないブログで
僕の言っていることは、例えば今回の記事の場合

煌びやかな「被災地を支援」という名分にまぎれて
こういうことが起きているという、一つの現実があるんですよということです。

僕は嘘をついていませんが、これらは福島全域で起きているわけでもなく
全ての業者がこういうことをしているわけでもないんです。

ただ現実として、こういうことも起きている、と
そういう風に考えてもらうと幸いです。

ただ、中通りの集荷業者さん達、修羅場だろうなあ・・・・

http://ameblo.jp/noukanomuko/day-20111204.html より引用
・・・・・・(引用終わり)



人間の一生には色々な問題が降りかかります。問題を抱えたとき、いかに対処するかで人生の醍醐味に違いが出てきます。

自分の良心を守るために、自分が強くならねばならぬということもあります。他者から一方的に打ち負かされるのみではなく、モンスターのごとく強靭になって自分を守ることも必要です。

さもなければ、それを避けることです。自分の良心を傷つけてまで強くなる必要はないのですから。

いずれにしても、人は苦労した分だけ、思いやり深くなり、自然と慈悲の心が芽生えてくるようです。


大きな笑顔で慎重に参りましょう。

感謝