昨日、「命を守るということは、生き抜くことであり、自らの行く末を創造する必要条件である」と書いたところ、熱心な読者からもう少し敷衍(ふえん)して欲しいとご連絡をいただいた。リクエストに応えたい。

先ず、次の記事をお読みいただきたい。札幌での出来事である。


40代姉妹死亡:「生活苦しい」区役所に3回相談 札幌
(毎日新聞 2012年1月24日12時21分 最終更新1月24日14時18分)
 札幌市白石区のマンションで知的障害のある妹(40)と姉(42)とみられる遺体が見つかった問題で、この姉は約1年半前から3回にわたり区役所に生活相談に訪れ、生活保護申請の意向をみせていたことが、市役所への取材で分かった。姉は自身の仕事や妹の世話をしてくれる施設も探していたようで、そ の最中に急死し、連鎖的に悲劇が起きたとみられる。
 札幌市保護指導課によると、姉は10年6月、11年4月、同6月の計3回、区役所を訪れ「生活が苦しい」と訴えた。2人の収入は中程度の知的障害 がある妹の障害年金だけだったとみられる。昨年6月、姉は「今度、生活保護の関係書類を持ってくる」と言って必要な書類を聞いて帰ったが、その後は相談がなかった。
 北海道警の調べでは、姉妹の部屋に求職に関するメモがあった。姉とみられる遺体の死因は脳内血腫。姉は3年前に脳外科を受診した記録があり、体調 不良を自覚しつつ職探しをしていた可能性がある。区内の民間障害者施設によると、姉は約1年前に妹の通所の相談に来たが、決まらないまま連絡が途絶えたと いう。
 一方、妹とみられる遺体の死因は凍死で、死後5日〜2週間。料金滞納のためガスは11月末に止められており、室内は冷え込んでいたとみられる。
 姉妹に近所付き合いはなく、地元町内会長の本田鉄男さん(66)は「マンションが町内会に加盟していれば回覧板で変化に気づけたが、非常に残念。せめて市役所から知的障害者がいるとの情報があれば対応できたのだが」と話す。
 ただ市保健福祉局の担当者は「障害を知られたくない人もおり、情報を一元的に出すのは難しい」と話す。民生委員の巡回は高齢者宅に限られ、災害時の要援護者のリストアップも、希望者だけを登録する仕組みだ。
 札幌白石署によると、昨年12月15日に家賃滞納分の振り込みがあり、それから数日内に姉が急死したとみられる。同20日に「111」など複数の発信記録が姉の携帯電話にあった。残された妹が110番など何らかのSOSを出そうとしたのかもしれない。【伊藤直孝、中川紗矢子、小川祐希、佐藤心哉】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120124k0000e040157000c.html


札幌市白石区40代姉妹遺体 死亡した姉、生活や介護などについて区役所に3度相談
(FNN 01/25 18:15)
生活保護受給世帯が増加する中、ある姉妹の死に波紋が広がっている。
北海道・札幌市白石区のアパートで、40代の姉妹の遺体が見つかった。
この部屋は2011年11月末、ガスが止められていた。
発見当時、姉は室内にもかかわらず、何枚も厚着してジャンパーを着ていたという。
死亡したのは、この部屋に住む無職・佐野 湖末枝(こずえ)さん(42)と、その妹・恵さん(40)。
発見時の所持金は4万3,000円で、冷蔵庫に食べ物はなく、料金滞納のため、ガスは2011年11月末に止められており、暖房器具が使えない状態だった。
札幌市では、1月、最低気温が-10度を下回る日があるなど、寒さが続いていた。
姉の死因は、脳内血腫で、死後1カ月たっており、知的障害のある妹の死因は凍死で、死後1〜2週間程度がたっていた。
姉妹と同じアパートの住人は、「いや、寒いね。ストーブをたいても、うちは寒いです。特にこのアパートは寒いね」、「このマンションは、1カ月でも(支払い が)遅れると、ガスでも何でも止めるんだよね。お正月に(ガスを)止めていったガス会社も何なのって思うし」などと話した。
姉妹の両親は、すでに他界しており、2人の生活の支えは、知的障害のある妹の障害者年金だけだった。
そのため、亡くなった姉は、生活や介護などについて、区役所に3度にわたって相談に訪れていた。
区役所は、湖末枝さんに対して、生活保護申請の手続きについて案内したという。
区役所の担当者は「申請に必要な書類を用意するとのことだったが、その後、連絡がなかった」と話している。
しかし、湖末枝さんの友人からは、「何かわたしたち、仲のいい友人にひと言話してもらえれば(状況が)違ったのかと」、「(湖末枝さんが)生活保護を受けようとして(申請を)窓口で拒否された、追い返されたような話を聞いた」といった話が聞かれた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00215981.html



彼女たち姉妹は、今から4年前に滝川市から札幌市白石区へ移転なさった。お姉さんは滝川でも札幌でも、知的障害のある妹さんの世話をなさっていた。彼女たちのご両親は他界なさって久しい。頼みの綱のお姉さんが、脳内血腫で先に昇天なさった。その数日後、障害のある妹さんは、飢えと寒さによる凍死で昇天なさった。

お姉さんの死後に、妹さんは助けを求めようと、お姉さんの携帯から「111番」に何度も電話した。「110番」に電話したかったのだが、最後の番号が違っていた。助けが訪れることはなかった。実に、悲しい。

お二人の天界での幸せを願う。

彼女たち姉妹は最後まで生き抜こうとなさった。
自殺ではない。最期まで健氣(けなげ)に命を守ろうとなさった。
彼女たちの死に尊いもの感じるのは、
生き抜くことで、最後まで身魂を大切にしたからだ。

命を守られた姉妹の魂は、彼女たちを天界へと導いてくれる。
身(肉体の舟)を離れた妹さんは障害から解放され、
お姉さんに、『111番に電話してたのよ』と語りかける。
お姉さんは、『ありがとう、助けてくれたの』と返し、
二人は笑顔で慈しみあっている。

ここに、最期まで生き抜こうとした身魂が救われたのを感じる。
死んでしまったという結果は問題ではない。
そこにたどり着くまでに命を守り、生き抜こうとした姿勢に、
魂がヴァイブレートしブレッシング(祝福)している。


『自らの行く末を創造する』と言うことの意味は、魂がヴァイブレートしブレッシング(祝福)すべく命を守り、生き抜くということです。そのためにも、今日から自分の能力のありったけを使って、無い知恵を振り絞って、生き延びることを決意し実践する人に変身するのです。

人生を楽しみ、悔いのない人生を送ることは、
己の魂の祝福を手にするコツ(知恵)なのです。


笑顔の佳き週末を

感謝