「カッチカプシダ(一緒に行きましょう)」とオバマ氏は合衆国と韓国の同盟の固さを再確認し、韓国外国語大学での特別講演を締めくくったそうだ。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2012032766238

彼は原子力利用に関して「米国は、特別な責任がある」と強調したというが、広島と長崎を訪問するとか、原爆投下について謝罪するとか、福島第一原発についてコメントするわけでもなく、二国間の関係強化を政治的に演出したかったことは、昨年11月の以下の記事からうかがい知ることができる。

韓国の新軍事基地は米国の中国監視陣地となる
(人民網日本語版 2011年11月10日)
 外国メディアによると韓国で8日、済州島の軍事基地建設に反対した市民4人が逮捕された。市民らは基地が最終的に米国が中国に対抗するための陣地となり、中韓関係の友好的発展が阻害されることを心配している。
 韓国政府は地元住民の反対を顧みず、今年1月に総額9億7000万ドルを投じて軍事基地の建設を開始した。韓国国防相は基地は朝鮮をにらみ、海上輸送の安全を確保するためのものであり、地元経済も潤すとする一方、米軍艦艇が自由に寄港できることも認めている。
 基地が米国が中国を監視するための前線陣地となり、必要時には米軍の兵士や武器が配備されるとの見方も多い。
 韓国の専門家は「基地は中国大陸から300マイルも離れておらず、米軍にとってはまさに夢にまで願った場所だ」として、1年または5年以内に米海軍の新たな「新居」になるとの見方を示している。
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2011-11/10/content_23878607.htm
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また、北朝のミサイル発射は昨年12月の段階で合衆国に通告済みで、タイミングからすると済州島の軍事基地建設に対応したとも受け取れる。

北発射計画、金総書記が決定?…死去直前に伝達
(2012年3月25日00時20分 読売新聞)
 【ワシントン=山口香子】北朝鮮政府高官が昨年12月の金正日(キムジョンイル)総書記死去直前に、ミサイル発射の方針を米側に伝えていたことが分かった。
 話を伝えられた元米高官は、発射計画は金総書記自身の決定だった可能性が高く、後継者の金正恩(キムジョンウン)氏らは「決定を覆す立場にない」として発射は避けられないだろうとの見方を示している。
 元米高官は、ブッシュ前政権で国務次官補代理などを務めたエバンス・リビア氏。米調査研究機関のウェブサイトへの寄稿で、昨年12月15日に北朝鮮政府の高官と接触し、「人工衛星」と称するミサイルを打ち上げると告げられたと明らかにした。接触した場所はニューヨークと見られる。
 リビア氏によると、オバマ政権もそれ以前の段階で北朝鮮側から発射について伝えられ、実施しないよう警告していた。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899562/news/20120324-OYT1T00585.htm
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閑話休題(それはさておき)


怖い話である。1年経って初めて2号機の線量が測られた。

2号機格納容器内「被曝すれば8分で死に至る」
(2012年3月28日(水)00:27)
 東京電力は27日、福島第一原子力発電所2号機の格納容器内の線量を事故後、初めて直接測定し、最高で毎時73シーベルトだったと発表した。
 事故後に測定した最高線量で、人が被曝(被曝)すれば1分弱で嘔吐(おうと)などの症状が発生し、約8分で死に至る。東電は「容器内での人の作業は不可能で、内部の状況を把握するためには、高い放射線に耐える機器開発が必要になる」としている。
 調査は26日に内視鏡を挿入した配管に、線量計を入れて測定した。壁面から50〜100センチの場所で計8か所測り、線量は毎時31〜73シーベ ルトだった。定期検査中の格納容器内の線量に比べ、10万倍以上高い。格納容器内に溶け落ちた核燃料や、格納容器内に拡散した放射性物質による放射線の影響と見られる。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120327-567-OYT1T01013.html
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この記事を読んでから以下の記事を目にすると、「凍死か」という表現の意味するところが何か見えるような氣がする。

旧避難準備区域 親子が凍死か
(NHK 3月27日 13時47分)
 原発事故で緊急時避難準備区域に指定されていた福島県南相馬市の住宅で、先月下旬、69歳の母親と47歳の長男が死亡しているのが見つかりました。
 警察によりますと、2人は相次いで凍死し、死後1週間以上がたっていたとみられ、南相馬市は、死亡の経緯などについて詳しく調べています。
南相馬市原町区の3階建ての店舗兼住宅で、この家に住んでいた69歳の母親と47歳の長男が死亡しているのを先月下旬、親族が見つけました。
 警察によりますと、2人は相次いで凍死し、死後1週間以上経過していたとみられるということです。
 南相馬市によりますと、近くに住む民生委員が、2人と連絡が取れなくなったことから親族に知らせ、亡くなっているのが見つかりました。
 また、近所の人などの話では、親子は2人で暮らしていて、47歳の長男は、病気のため足が不自由だったということです。
 2人が住んでいた家は、商店や住宅が並ぶ市の中心部にありますが、この地区は東京電力福島第一原発の事故で、去年9月まで緊急時避難準備区域に指定されていて、今も避難を続けている住民もいます。
 近所に住む女性は「近所づきあいはあったが、最近は姿を見かけなくなった。近くでこのようなことがあり、びっくりしています」と話していました。
 南相馬市では2人が死亡した経緯などについて詳しく調べています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120327/k10013995821000.html
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二つの政治力が見える。オバマ政権が好例だが、本当に危機が迫っているような環境を演出して、資本を投下し高利回りで資本回収するグループのために働く力。そして、日本の現政権のように、本当の危機が始まっているのに氣づかせることなく「徐々に茹でられた蛙(BF)」(※注)のように人々を不能にする力である。

政治には、特権階級だけのためではなく、民衆のグット・ライフを実現させる役割があるのだという希望は持っていたいものだ。

笑顔の良き水曜日を

感謝


※注)カエルを熱湯に入れると、熱いのですぐに飛出し、一命を取り留める。一方、水の中に入れて徐々に温めると、カエルは氣持よく泳ぎ温まってきて氣づかず、そのうち茹で上がって命を失ってしまう。(以上)

参考:ドイツのテレビ局制作のヨハネス・ハーノが監督した「フクシマのうそ」と題したドキュメンタリー番組。取材に英語で対応するナカタ・ユキテル氏とケイ・スガオカ氏の二人のエンジニアたちの姿は実に真摯である。茹で蛙にならぬために是非見ておきたい仕事である。(以上)
http://www.dailymotion.com/video/xpo193_yyyzdf-yyyyyyy_news