ロビン・クック氏(Robert Finlayson Cook:1946〜2005)は胆識あるイギリスの政治家。第2次トニー・ブレア内閣時代の2003年3月17日、彼は下院内総務職(Leader of the House of Commons:内閣と下院の間に入り、政府の提出した法案の扱いなどについて、議会で調整を行う政府委員・閣僚級)であったが緊急閣議の直前に辞職を表明。元外相でトップクラスの諜報情報に接する立場にいた彼による、イラクへの武力攻撃に反対する抗議の辞職であった。加えて、所謂「アル・カイダ」はCIAに雇われ訓練を受けた数千人に及ぶムジャヒディン(イスラム教の大義にのっとったジハードに参加する戦士・傭兵)の登録リストでしかないことを暴露。2005年8月6日、彼はスコットランドで山歩き中に心臓発作で倒れ、死去した。59歳であった。

ジョージ・ギャロウェイ下院議員は彼の誕生月の8月29日、「ブラッドフォードから、イスラエル(の製品と観光客)を完全に排除すべきだ」という反イスラエル発言を理由に39歳の男から暴行を受け、パディントンのセント・メアリー病院に運ばれ翌朝に退院。反シオニストの立場からイスラエル–パレスチナ紛争のパレスチナ側を支援している彼はこんなことを暴露した。
イギリス議員、「米英がISISを結成」
(ラジオイラン 2014/09/27 土曜 23:51)
ジョージ・ギャロウェイ イギリスの下院議員であるジョージ・ギャロウェイ氏が、アメリカとイギリスが、地域でテロ組織ISISを結成したと強調しました。
 プレスTVによりますと、ギャロウェイ氏は26日金曜、イギリス議会での対ISIS連合へのイギリスの参加に関する議論の中で、さらに、「イラクやシリア国内にあるISISの拠点への空爆により、テロリズムがさらに拡大される」とし、「アメリカとイギリスによるイラク攻撃の前、イラクにはテロ組織アルカイダのメンバーは一人もいなかった」と語りました。
 また、「サウジアラビアは、対ISIS連合に参加しているが、この国で、ISISなどのテログループが生まれた」と述べました。http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/48743より転載


閑話休題(それはさておき)


ロン・ポール博士(1935年生まれ)は、先月末のロシア・トゥデイのインタビューで、シリアとイラクに対する合衆国軍の新たな攻撃(戦争)は、国連や合衆国議会の承認を得ていない『倫理(道義)に反する違法なもの(“immoral and illegal”)』だとした。また、彼はテロ組織ISISへの対抗を口実にした中東での合衆国の新たな軍事駐留は、この地域の混乱と暴力を増長させることになるという見識を開陳。そして、シリアやイラクなどの国々で合衆国が戦争を開始しているのはより多くの合衆国製の兵器を売却するためであると語り、合衆国は今シリアの反体制派テロ組織に供与した兵器を爆撃していると加えた。

Ron Paul: Obama’s bombing campaign in Iraq and Syria 'immoral and illegal'

(参照:http://rt.com/usa/191404-paul-obama-isis-syria/
ロン・ポール博士は、共和党所属でテキサス州選出の元連邦下院議員であったが昨年引退なさった。彼は他国の事に干渉しない外交政策(a diplomatic policy that does not interferes in other nations' internal affairs)を支持している。
米議員「在日米軍は撤収すべき」 財政赤字で
(ワシントン共同通信 2011/02/15 18:19)
 米下院のロン・ポール議員(共和党)とデニス・クシニッチ議員(民主党)は15日までにそれぞれ共同通信との単独会見に応じ、日本駐留を含む米軍の前方展開戦略が「財政上の問題になっている」(ポール氏)と述べ、米財政赤字が最悪規模に膨らむ中、在日米軍は撤収すべきだとの考えを示した。
 孤立主義外交を唱えるポール氏は保守層に人気があり、クシニッチ氏は民主党内で最もリベラル派の一人として支持を集める。いずれも過去に大統領選に挑戦した経験を持つベテラン議員で、在日米軍を維持する「余裕はない」(クシニッチ氏)と共通認識を訴えた。
 米軍は、8日発表した指針「国家軍事戦略」で「北東アジアの戦力を今後数十年間堅持する」と明記。米議会内にも台頭する中国や核問題を抱える北朝鮮を念頭に、在日米軍の重要性を説く声が依然としてある。
 しかし、ポール氏は「日本がすべての責任を自ら負う時だ」とし、平和と安全を確保する上で米軍依存をやめるべきだと主張。在日米軍は抑止力だとする議論は軍事的プレゼンスを維持するための「口実だ」と一蹴した。
 クシニッチ氏も「米国に世界の警察を務める金はない」と強調。在日米軍を「過去の遺物」と呼んだ上で「移転して軍事優先政策から脱却すべきだ」と述べた。http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021501000615.htmlより転載

デニス・ジョン・クシニッチ氏(1946年生まれ)は、民主党所属でオハイオ州選出の元連邦下院議員。彼らのように自分たちの信条をベースにストーン・ロジックを駆使する揺るぎないバックボーン(氣骨)の持ち主の意見には、襟を正して耳を傾けたい。

さて、元衆議院議員・石川知裕氏の政治資金規正法違反の刑事裁判についての上告が、9月30日付で最高裁判所第3小法廷(大橋正春裁判長)で棄却された。禁錮2年、執行猶予3年の有罪判決が確定。この最高裁判決に所謂、小沢事件への深謀遠慮を思い知らされる。


大きな笑顔の佳き神嘗月(かんなめづき)を

感謝