アリストテレスが悲劇の効用として論じたカタルシスを一昨日の沖縄全戦没者追悼式での怒声事件に覚えた。安倍首相が登壇した際に、「戦争屋は出て行け」と罵声を浴びせた82歳の男性が警官に促され、退席させられた。数々の「帰れ」という叫び声も聞こえた。沖縄県民は平静を装い粛々と式典に付き合うことことではなく、勇氣を振るって権力に対峙したのであった。美ら海にコンクリートを流し、合衆国軍基地を建設しようとしている権力。小さな勇氣が、大きく政治を動かす扉を開く。諦めてはいけない。そして、AFP東京支局の副支局長ヒュー・グリフィス氏は「Hey NHK -- why not show the people shouting at Abe to Go Home?(NHKよ、なんで安倍首相に「帰れ!」と言っている人々を映さないんだ?)」(2015年6月23日 12:40)とツイートした。

“Journalism is printing what someone else does not want printed. Everything else is public relations.”― George Orwell
「ジャーナリズムとは報じられたくないことを報じることだ。それ 以外のものは広報に過ぎない」(ジョージ・オーウェル)

大きな笑顔の佳き木曜日を  感謝
美ら海