ペルー大雨被害 死者88人被災者11万人に(NHK 3月25日 22時58分)
 3か月にわたる断続的な大雨で川の氾濫や土砂崩れなどの被害が相次ぐ南米ペルーでは、これまでに88人が死亡したほか、被災者は11万人に達していて、ペルー政府はさらに被害が広がるおそれがあるとして警戒を呼びかけています。
 南米ペルーでは去年12月から3か月にわたって断続的に大雨が降り、各地で川の氾濫や土砂崩れなどが相次いでいます。ペルー政府によりますと、24日までに88人が死亡し、26人が行方不明となっているほか、多くの住宅が倒壊して被災者は11万人以上に達しています。
 ペルー政府は首都リマにある政府庁舎を拠点にして水や食糧などを集めていますが、被害の拡大で今後さらに救援物資が必要になると見られていて、政府は国民に募金活動への協力を求めています。
 24日、会見したクチンスキー大統領は「われわれは今、未曽有の大災害に直面していてこれがいつまで続くかわからない。これから多くの課題に取り組んでいかなければならない」と述べ、警戒と結束を呼びかけました。


Una Sola Fuerza(力をひとつに)
 在日ペルー大使館、および、在東京・在名古屋ペルー総領事館は、ペルーの各地で続いている自然災害による被災者へのご寄付の受け入れ口座を開設いたしました。日本の皆様からのご厚志によるご支援に心より感謝を表します。
 ペルーでは沿岸部を中心に“El nino costero(エル・ニーニョ・コステロ)現象”の影響により、大規模な水害に見舞われています。現在も、雨は降り続いており、被害はますます深刻になっています。
 *El nino costero(エル・ニーニョ・コステロ)現象とは・・・ペルーとエクアドル沿岸部の海水の温度があがり、それらの地域で強い雨を降らせる現象。
 この度、日本社会にみる連帯の精神にならい、ペルー政府の推進する「ウナ ソラ フエルサ“Una Sola Fuerza”(力をひとつに)」キャンペーンの一環として、ペルー外務省の指示に従い、日本の銀行口座を開設いたしました。当口座へのご寄付の全額が、INDECI(国家防災庁)へ送られます。現在INDECI(国家防災庁)が、被災地域における救援活動を行っております。
 重要な点として、被災地までの距離に鑑み、また必要とされる内容に早急に対応することが被災者救援となることを考慮し、ペルー政府は、国外からのご支援は資金援助の形が適切だと判断しましたことを申し上げます。
 つきましては、皆様のご寄付は次の銀行口座へご入金いただきたくお願いいたします:
 口座名義:CONSULADO PERU TOKIO-AYUDA A DAMNIFICADOS 2017
 コンスラード ジェネラル デル ペルー エン トキオ アユダ ア ダムニフィカドス2017
 銀行名:三菱東京UFJ銀行
 口座番号:3056528
 口座種類:普通
 支店番号:615
 支店名:五反田駅前支店
 通貨:円
 これは、在日ペルー大使館、在東京及び在名古屋ペルー総領事館による唯一の公式な活動です。この連帯のキャンペーンにご参加いただけましたら幸いに存じ上げますと同時に、私どもは、ペルーにおける被災者へのご支援に心より感謝申し上げます。
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ペルー沿岸部洪水対策事業
(River Basins Flood Protection Project in Coastal Area of Peru)
ペルー沿岸部
国名 ペルー [協力地域地図(PDF)]
借款契約(L/A)調印 2014年11月
事業 有償資金協力
借款契約額 24.80億円
課題 水資源・防災

プロジェクトの紹介
ペルーは、洪水、地震、地滑りなど多様な自然災害リスクを抱えており、特にエルニーニョ現象の発生年には、各地で豪雨による洪水災害が多発し、多大な人的、経済的損失が生じています。この協力では、沿岸部のリマ州およびイカ州の3河川流域において、流域全体を考慮した河川改修などの洪水対策を支援します。これにより、対象地域における洪水リスクの軽減を図り、同地域の持続的な経済開発と地域住民の安全性の確保に寄与します。