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 Photoshopを使った高感度ノイズの除去「スタッグ」は、複数の写真の画質の良い部分だけを合成する手法です。一枚の写真にノイズ軽減フィルターをかける方法ではありません。9月に合衆国で発売されるソニー「α7R IV」は連写合成で解像度を上げるようですが、画像のスタックで中央値を選ぶということだと思います。平均値にしてしまうと残像が残ります。合成(スタッグ)する連写枚数が増えるほど、ザラザラしたノイズが減り、画像は滑らかになります。スチル写真フィルムの場合(横送りの35mm)で、1000万画素から1500万画素の撮像素子相当のようですから、解像度はフィルムを超えています。しかしながらコストと画質のバランスを見て購入する消費者の評価は、必要以上の解像感(描写力)では測れないと思いました。
 200万画素でポストカードサイズ、400万画素でA4サイズ、1000万画素でA3サイズまで解像感が失われることなく再現できます。 ちなみに8Kディズプレイに映し出される映像は3000万画素です。ですから要諦(ようたい)は、自分自身にとって必要な画素数を見極めることです。
ソニー、6100万画素のフルサイズミラーレス「α7R IV」発表 連写合成で2億4000万画素の写真も撮影可
(2019年07月16日 23時54分)
 ソニーは7月16日(米国時間)、フルサイズのミラーレス一眼カメラ「α7R IV」を発表した。約6100万画素のイメージセンサーを搭載する。米国での価格は3500ドルで、9月に発売する。日本への投入は未定。
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 α7R IVは、ソニーが2017年11月に発売した「α7R III」の後継機種。「III」は約4240万画素だったが、「IV」はさらに高画素化し約6100万画素を実現。イメージセンサーはソニー製の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」。ニコン「D850」やキヤノン「5Ds R」、パナソニック「S1R」など他社の高画素機を抜き、フルサイズ機では最高画素数となる。画素数が多いため、APS-Cサイズにクロップしても約2620万画素の写真を撮影できる。
 5軸5.5段分のボディ内手ブレ補正に対応。III同様に、イメージセンサーをわずかに動かしながら連写合成することで高解像な画像を得る「ピクセルシフト撮影」に対応。IIIでは4枚撮影し、約1億6960万画素分の情報を約4240万画素に凝縮していたが、IVではセンサーを半ピクセルずつシフトさせながら16枚撮影することで約2億4000万画素の画像を得られるという。
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センサーを半ピクセルずつシフトさせながら16枚撮影することで約2億4000万画素の画像を撮影できる
 
 イメージセンサーのダイナミックレンジは15ストップ。毎秒10コマのAF/AE追従連写で68枚まで撮影できる。同社のAPS-Cミラーレス「α6400」などが搭載する「リアルタイム瞳AF」に対応。静止画と動画で、人と動物の瞳にフォーカスを合わせ続けられる。
 電子ビューファインダーには576万ドットの有機ELディスプレイを採用している。
 動画では14ストップの階調を録画できる「S-Log 3」形式に対応。全画素読み出しによる4K撮影が可能で、Super 35mmモードも搭載する。


大きな笑顔の佳き水曜日をお過ごしください。

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