DSC_0183早朝の旭ヶ丘にて


NHKが利用時間に応じ料金を支払うカフェを報じています。これを見習ってNHKは受信料を世帯構成(単独世帯・夫婦のみの世帯・親と未婚の子のみの世帯・三世代世帯・その他の世帯)や年齢に応じて見直し、その料金を設定しても良いと思いました。2009(平成21)年2月より同一生計で離れて暮らす家族や別荘などを対象に、受信料額の半額を割り引く制度「家族割引」を開始。今再び、このコンセプトを承継・発展させてもらいたいものです。時代はイノヴェーション(新しい技術や考え方を導入して新たに価値を生み出すこと)の最中にあります。
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利用時間に応じ料金支払うカフェ JRの駅にオープン 埼玉
(NHK 2021年2月26日 14時36分)
  利用した時間に応じて料金を支払う新しいスタイルのカフェがJR東日本の駅で初めて、さいたま市にオープンしました。
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  新しい店舗は、駅のカフェの利用者の滞在時間が比較的短いことから、JR東日本がさいたま市のさいたま新都心駅にオープンさせました。
  事前の予約は不要で、入り口でSuicaなどの交通系のICカードをかざしたあと、26席の中から空いている席を利用できます。
  料金は、最初の20分まで200円で、その後は1分ごとに10円加算されるということです。
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  店内では、コーヒーなど8種類の飲み物をセルフサービスで利用でき、それぞれの席では無料で電源が使えるほか、Wi-Fiも2時間まで無料だということです。
  店を出るときは、出口に設けられた端末に再びICカードかざして料金を支払うとドアが開きます。
  26日は午前中から利用客が訪れ、コーヒーを飲んだりパソコンで作業をしたりしていました。
  30代の会社員の男性は「仕事の準備で利用させてもらいました。電源が切れる心配もなく仕事ができて、すごく便利です」と話していました。
  時間で料金を支払うカフェが駅にできるのは、JR東日本では初めてだということで、カフェを運営するJR東日本フーズ、ベックス・ベッカーズ営業部の金子淳部長は「いろんな目的で使っていただけると思います。今後、他の駅での展開も検討したいと思います」と話していました。


閑話休題(ソレハサテオキ)


1988年の春のこと。マンハッタンにアパートを借りるまでの1ㇳ月半ほどをウエストサイドの49丁目辺りのホテルで暮らしたことがありました。フロントマンたちの毎朝の笑顔とあいさつが、快活な一日のスタートを牽引してくれたものでした。

今月17日の観光庁が公表した「旅行・観光消費動向調査 2020年 年間値(速報)」によりますと、2020年の日本人国内旅行消費額は前年比54.9%減の9兆8982億円。このうち宿泊旅行は54.9%減の7兆7394億円と大幅に落ち込みました。帝国ホテル東京(東京都千代田区)が、コロナ禍対策のビジネスとして「サービスアパートメント」の提供を発表して以来、シティーホテルが次々と長期滞在プランを打ち出しています。2021年に入ってから、コロナ禍の出口の光を見出すべく、ホテル業界が新規需要の掘り起こし策として提供を始めたのが、長期宿泊プラン。

帝国ホテル 東京のサービスアパートメントは、スタジオタイプの客室利用による月額(30泊)36万円をスタートプランとし、3月15日から提供すると発表。専属のサービスアテンダントあり、駐車場やフィットネスセンター・プール・サウナの無料利用、パソコンブースやビジネスラウンジの用意など、付帯サービスが充実されています。2番手の京王プラザホテル(東京都新宿区)は、長期滞在向けの特別宿泊プラン「“暮らす”@theHOTEL」を販売。利用期間は2月22日から5月15日宿泊までの16室限定。30連泊21万円・24万円・27万円などのプランの他に同16万円と低価格の「ホテル型サービスアパートメント」を用意。両社ともすで満室です。性能(格安で高品質)・インフラ(交通;通信;電気;水道)・持続可能性(住みやすい広さと環境そして継続的に支払い可能な料金設定)・行政からの規制の調整(住民票の住所登録)・好み(ホテルに住む・朝食・ジム・コンシェルジュサービス・駐車場etc.)のニーズを満たした新たなウォンツ(商品・サービス)です。

以下の記事は、鉄道会社がその経営資源を活用してユニットハウスやキャンピングカーを貸し出すと報せています。「仕事や趣味のための場所として貸し出すサービス」としてデザインされいるようですが、居住目的の利用を考えてしまいます。広さ6畳の部屋にはエアコンやトイレが備えられ、家賃は月5万円。家具と家電は付いていないでしょうが、住民票の住所登録が可能ならウイークリーマンションよりコスパ(cost performance)は高いかもしれません。
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線路沿いにユニットハウス設置 テレワークなど想定 貸し出しへ
(NHK 2021年2月19日 14時17分)
  自宅が狭いためテレワークを行うスペースがないと感じている人などのニーズに応えようと、首都圏の私鉄のグループ会社が線路沿いの遊休地に組み立て式のハウスを設け、仕事や趣味のための場所として貸し出すサービスを始めることになりました。
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  このサービスは西武鉄道のグループ会社の「西武プロパティーズ」が行うもので、東京練馬区の西武新宿線沿いの遊休地に組み立て式のユニットハウス3棟を設置し、来月から一般に貸し出します。
  ユニットハウスにはエアコンやトイレが備えられ、広さ6畳の部屋は、1か月5万円で借りられるほか1時間単位で利用するプランもあります。
  新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増えた結果、「自宅が狭い」とか「居場所がない」と感じる人がテレワークや趣味の時間を過ごす場所としての利用を想定していて、会社では鉄道事業の収入を補う新たな収益源を育てるねらいがあります。
  齊藤朝秀常務執行役員は「新型コロナの影響でプラスアルファの部屋のニーズが強まり、チャンスだと捉えている」と話しています。
  鉄道会社では、JR東日本が中央線の駅のホームにテレワーク用のスペースを設けるほか、京浜急行電鉄はキャンピングカーを貸し出す実験を始める予定で、各社の取り組みが活発になっています。

大きな笑顔の良き週末をお過ごしください。
参考:https://www.tokyustayresidence.com/aoyama/
参考:https://duplex-g.co.jp/sa/ginza/

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