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旭ケ丘にて 6月22日6時22分 撮影:M.Saito


 夢の世界は実に興味深いものです。夢の中でいろいろなことを教わってきました。

 随分前のある朝、目覚めの前に夢を見ました。中学時代の同級生のSYさんが何度も「どうしたの」「大丈夫なの」と声をかけてくれます。私が函館ラ・サール高校に合格した次の日、「おめでとう」と目には涙が浮かべて言ってくれた印象的な人です。成績優秀な彼女は東京大学(文科一類)に進学。中学生の頃すでに、岩波文庫の小説をすべて読み終えていたという、驚異の才女でした。ステキです。高校生の頃、中学のクラス会で一度お会いして以来のことでした。

 自分の身魂(みたま)に、過去から呼びかけているものがあったようです。人間は時間で人生を断ち切ることは決してできません。過去の知り合いがこうして夢に出てきて、過去の自分を忘れている今の自分を戒めてくれたのだと考えています。

 今こそ、その時代の自分を省みる時期なのです。もう一度、あの頃を想いだしてみようと思います。今抱えているものがあるとしたら、その解決のヒントがそこにあるかもしれません。

 最近は、どうも生活や思考が複雑になりすぎていました。最も困難な仕事は、仕事上の選択肢が無数にある中で、自分は何をすればよいのかをみいだすことです。複雑な状況を明快にすればよりスマートに働けます。「重要なことだけあぶり出し、重要でないことを無視する」ことが簡単にできるようになるといいのですが…。

          Simplicity is Power.

 シンプリシティとは「飾り気のない誠実」の意味を持つ言葉です。もちろん、「簡単、単純、明快」な状態を指すこともあります。働く人間の選択や意思決定を容易かつ的確にする「正しい秩序」として使って参りましょう。

 今日も、昨日につづき、日本晴れです。
 さあ、人を思いやる氣持ちを忘れずに、大きな笑顔で参りましょう。

流れのままに